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一日一詩  作者: 時ノ宮怜
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灰杯

 降り積もる、尽きた灰

 ゆっくりと振り続ける。

 世界を白く染め上げて、

 街は静かに眠る。

 降り続ける灰の音が聞こえるほどに静かに


 静かに静かに燻るその気持ちは何と言うのだろうか、

 この心に確かにあるこの思いに名前はあるのだろうか

 僕はそれを知らない。

 知らないままに、この灰降る街を行く


 ここは静かでとても寂しいから、

 僕は探す

 もっともっと沢山の温もりを


 どうやったって見つからない。

 僕が僕のままで燃える火種を持たない

 誰がそこにいるのだろうか

 僕の孤独を燃やしてくれるのだろうか


 なんだっていいから一緒にいてくれよ



 熱い熱い火種を大事に囲いこみ守る

 この心を失わない様に、隠して守る。

 僕はそれを知らない

 知らないままに、この火を守り続ける。


 ここは暖かくも独りだから、

 僕は待つ

 もっともっと沢山を燃やす君を


 ようやく見つけた。

 君だ。僕が待っていた君がやっと来た

 君がそこにいてくれている

 僕と一緒に燃えてくれるだろうか


 さぁ、こころを燃やしてくれよ


 降り積もる、尽きた灰

 ゆっくりと振り続ける。

 世界を白く染め上げて、

 街は熱く燃え上がる。

 降り続ける灰の音をかき消すほどに熱を


 心を燃やせ、巻き上がる火の粉が灰になるほど、

 この先に燃え尽きるとしても、一緒なら寂しくないから

 燃えて、燃えて、

 君と僕が、二人燃えろ

モチベーション。

何をするにも大事でしょう。

あなたの心は燃えていますか?

やる気の燃料は足りているでしょうか

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