表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
一日一詩  作者: 時ノ宮怜
10/87

夜陽

 少しだけ悪い事がしたくなった。

 私は悪い子。

 いい子を止めて見たくなった。

 私は悪い子。

 だから行くの、この眠らない街に

 偽りの陽が燦然と輝く街に。


 ドレスコードは知らない。

 そんなものはない事しか知らない。

 だから、思いっきり傾いていこう。

 勇気を出して、肌を出して、私らしく、傾いて。


 少女は街を、夜は人を、大人は悪を

 そうして回っているUnderworld

 私には初めての世界。

 悪い事がそこら中に宝石のように輝いていた。


 酩酊

 陽気に笑う人たちが、悪い顔のまま笑う。

 欲望

 輝かしい子が人を集めて、金子を受け取る。

 背徳

 この偽りの陽の下であって、なおも影ある場所で蠢く何者か。


 ああ、ここが眠らない街。

 私が欲した悪い場所。

 あなたが見ていた景色。


 私が愛した人のいる場所。

夜の街の抗い難い魅力は何なんでしょうか

私にとってはそれは破滅への道に見えるのに、

一種の破滅願望とでも言うのでしょうか

確かにあの世界は、魅力が詰まっているのです。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ