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WEB系の小説コンテストへ応募する際に私が気をつけていること

小説家になろうの第175回【お便りコーナー】2024/08/05に掲載されたもの(本人著)に、実体験の注釈をつけて再構成しました。

==で挟んだ部分は、今回つけた注釈です。

今後同じ内容を書かないための備忘録ですが、だれかの公募のヒントになったらいいなと思い、公開します。

 はじめまして。

 7/10発売『転生もふもふ令嬢のまったり領地改革記』の作者 藍上イオタです。


 私は「小説家になろう」にて募集されていた「第2回アイリスNEOファンタジー大賞」で受賞しデビューすることができました。


 受賞作はこちら⇒『転生悪役令嬢は推しのハピエンを所望す!』


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 とはいえ、この受賞は完全なるビギナーズラックでした。

 コンテストのための対策は一切してしておらず、その後コンテストに出しても落選つづきとなり、コンテスト対策を考えるようになりました。

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 なので、今回は、『WEB系のコンテスト応募する際に私が気をつけていること』をお伝えしたいと思います。


『コンテストっていったって、結局はポイントなんでしょう?』と諦めがちな方もいると思います。

 しかし、この作品、出版するまでそれほどポイントは高くなく、応募期間中のポイント順で並べた際も、10位内に入っていませんでした。

 それでも受賞することができたので、諦めないでほしいと思います。



1.ルールを守る


 当たり前だろ?と思われる方、多いと思いますが意外に守られていません。

 タグ間違い(公式からコピペしよう)、重複応募(可か要確認)、文字数、応募期間、そのほか特記事項守られていない作品が多いと感じます。

 今回『ネット小説大賞』でも「コミカライズのみ決定作品について」の応募方法のアナウンスも追加で告知されていました。

 見逃しがちな応募要項、しっかり確認しましょう!

 何度応募しても1次を通過したことがない、という方、ここが原因かも知れませんよ。


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 実際、私が以前出したweb系コンテストで「結末のわかるあらすじをつける」というルールがありましたが、守っていない方が結構いました。

 そこで、ヒヤッとして「注意しよう!」と思うようになりました。

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2.自作にあったレーベルに応募


 これ重要なのですが、割と無視されている印象です。

 「カテゴリーエラーでなければいいだろう」と思っていませんか?

 募集要項に「異世界恋愛作品」と書いてあっても、ヨーロッパ系ハピエン溺愛傾向が強いレーベルに、近未来SF悲恋系を応募しても、受賞は難しいのではないでしょうか。

 近未来SF悲恋を書きたいなら、SFレーベルに応募したほうが受賞の可能性は高いでしょう。


【そのレーベルで本にされるときの表紙が想像できるか】

【応募しようとしているレーベルの代表作のあいだに、自作が挟まれても違和感ないか】


 を想像してみてください。

 そして、できれば講評がある場合は過去の講評に目を通し、応募レーベルの本は読んでおいたほうがいいと思います。


 どこに応募したらいいかわからない場合は「ネット小説大賞」です! 


 『神様のドS!!~試練だらけのやり直しライフは今日もお嬢様に手厳しい~』

は、「ネット小説大賞」で最終選考落ちしましたが、その後他社様より電子籍化していただき、現在4巻まで発売中なので、落選しても気落ちしないで次にいきましょう!


==========

 じつは、こちら、私も初めの頃、まったく意識していませんでした。

 『氷月の騎士は男装令嬢』はふたつのコンテストに出しており、両方落選しています。

 このときコンテスト参加者に向けた総評で「恋愛の甘さが足りない作品が多かった(意訳)」的な指摘がありました。

 たしかに、『氷月の騎士は男装令嬢』は「異世界恋愛」ではあるものの、テーマは「ガラスの天井」や「自分のアイデンティティ」だったので、落ちてもしかたないと感じました。

 それから、レーベルカラーを意識するようになりました。

 ちなみに、『氷月の騎士は男装令嬢』はその後他社にて電子書籍化&翻訳化されているので、コンテストで落選しても書籍化を諦める必要はないかと思います。

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3.できれば応募期間内に更新しよう


 コンテストは次のレーベル代表作になるものを探していると思うので、「今、読まれている。これから読まれそう」「今、執筆作業ができる作家か」という将来性が大切かな、と思います。



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 こちらは、なんとなくそうじゃないかなと思っていて実践していたものです。

 第九回ネット小説大賞の総評で【商業作品化を前提としていることから、『作品の発展性』や『定期的に更新されるか(連載を続ける意思があるか)』といったものも評価の一要素となります】と明記されており、今後も気をつけようと思いました。

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 少しは参考になったでしょうか?

 

 このお便りが、諦めずにコンテストにチャレンジするきっかけになったら嬉しいなと思います。


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上記の点を気にしながら、コンテストに出した作品の結果は以下の通りです。


『私が聖女?いいえ、悪役令嬢です!』→ 応募中に他社から打診があり、コンテスト辞退。書籍化&コミカライズ化&翻訳化

『転生もふもふ令嬢のまったり領地改革記』→ 落選。その後、他社から打診あり。書籍7/10発売&コミカライズ化(予定)

『蘭方医の診療録』→ 特別賞受賞

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 そして最後に宣伝をさせてください。


 『転生もふもふ令嬢のまったり領地改革記 ークールなお義兄様とあまあまスローライフを楽しんでいますー』(https://ncode.syosetu.com/n1742ie/)が、DREノベルスにて2024/7/10発売となりました。

 

 女ギツネと断罪された王太子妃が、キツネ耳幼女に逆行転生し、溺愛お義兄様と領地改革しながらやり直しするお話です。

 コミカライズ化も決定しております!

 もふもふ&あまあま、老若男女楽しめるファンタジーになっていますので、どうぞよろしくお願いいたします。


 書報⇒https://syosetu.com/syuppan/view/bookid/7385/


 試し読みはここから↓

 DREノベルス公式⇒https://drecom-media.jp/drenovels/product/79

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