はじめに この物語を始める前に……
この物語は、とある高校生が異世界転生する、最近ではよくありがちな物語である。
この物語のメインは、勿論、異世界に転生した後の生活である。不思議な能力を身に着け、仲間と出会い、冒険したり、くつろいだり、無双したりしながら、新たなセカンドライフを楽しむ。そうして、一種の物語を紡いでいく。しかし、本当にそれだけでいいのだろうか。転生前に起きたことは、知識や技術以外何も触れず、ただ死んで転生したという事実だけ。転生前の話……人生には、一切触れられていない。それでいいのだろうか。それでは、まるで、主人公が生きてきた転生前までの人生がまるで無駄になったかのようではないか。そこで、ここでは、転生前の生活を描いた物語の後、転生後の話を語っていこうと思う。確かに、この物語は、転生後から始めても、十分楽しめるだろう。しかし、転生前を知ってからと、知らないままとでは、この物語への理解度は大きく変わることだろう。
さて、この物語は、入学したての高校生がいつも通りの生活をしているところから始まる。これから、彼らは一体どのような物語を紡いでくれるのだろうか……。
はじめまして、明日 透と申します。
小説をインターネットという大海原に投稿するのは人生で初めてのひよっこです。
まずは、初めてというのもあるので、投稿テスト的な意味も込めて、この作品を読んでいただく上での心構え的なものを書かせていただきました。
基本的には、ここ何年か書き溜めてきたものを少しずつ書き足したり、修正したりしたものを出していく形になるので、書くことについては、あまり苦になることはないとは思いますが、いろいろと忙しい時期に投稿することを決意したのもありまして、投稿頻度は下手したら半年に一度とか割とまばらになってしまうかもしれません。
しかし、できるだけ高い頻度で投稿できるよう頑張りますので、未熟者ではございますが、どうぞよろしくお願いいたします。