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夢の中の誘拐事件  作者: 灰色坊や
第4章∶先の未来へ
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【第6話】 そして


「じゃあ、また後でね!」


 鵜飼(うかい)は元気良く走りだし、南の校舎に向かった。

 そして下駄箱で、上履きに履き替えた。


(あれ……? なんで誰も居ないんだろう……)


 鵜飼以外の人が見当たらなかった。

 自分の教室に向かう途中にも、誰とも遭遇しなかった。

 それどころか、どの教室にも誰も居なかったし、校舎から人の気配すら感じなかった。


(もしかして、もうみんな体育館に行っちゃってるのかな……)


 入学式は体育館で行われる。

 もう、すでに皆、移動し終えてしまったのだろう。


(早くしなきゃ……)


 鵜飼は自分の教室に入り、慌てて自席に荷物を置きにいこうとした。

 その時、黒板が目に入った。

 黒板には、こう書かれていた。


見郷(みごう)志乃(しの)と、二階堂(にかいどう)優奈(ゆうな)と、清水(しみず)勇気(ゆうき)が誘拐された』


 黒板に書かれた赤い文字を見て、鵜飼は吐き気がするほどギョッとした。




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