淘汰的、動的世界下における思考
【認知的存在下】
<転置淘汰性>
勝者は転置淘汰性により、歴史、秩序、法則を置き換えることができる。
また正義という生物の本能の方向性も。
認知的存在とは存在とは認知によって確認され、さらに存在とは絶対的ではないとする思考。いわば存在とは、実在のふりをしているだけの幻とする。
【淘汰性付加、動的世界下における人間の性】
※前回の静的、動的からはやや意味が変わり、この淘汰性付加における静的とは概念に近しいことであり、動的とは淘汰性に近いものである。(言い換えると、ここでの動的とは弱肉強食に寄り、静的はその逆)
これは確認される世界が淘汰性を含んでおり、なおかつ変流を含むため、それらを統合して動的と呼ぶことより由来する。
<信性>
理的思考、理的信仰、悟りなど欲求との関りがない状態。概念的状態、静的。
存在するかは不明。いわば完全静的、概念そのものに近い。
<野性>
暴力、ドラッグ、性欲、食欲、睡眠欲、自然愛など、欲求と関わる状態、あるいはそのもの。人間そのもの。
|静的野性>
自然への愛、思いやり、多様性、許し。欲が薄い状態。
静的、すなわち概念的であるのに動的世界に存在し、不和の少ない。極限まで静的になれば、概念に近づくほど、安定する、完全になり得るのか。
|動的野性>
暴力、支配、過度な性欲、過度な食欲など、固定的。欲が強い状態。
盲目的信仰、盲目的理性も含まれる。いわゆる絶対的かつ過激。
動的、すなわち淘汰的でありながら固定的自我である矛盾。不安定であるが故の刺激、欲望。
【淘汰性付加、動的世界下における主義】
<暴力主義>
変流性において世界は常に変化し、さらに作用性による干渉で存在者は自由になることを許されない。
しかしながら時間が止まり、静的であるのならば、存在者は無限の生命を体現できる。
ならば世界を壊すことこそが正しい在り方ともいえる。世界を混沌と暴力で満たすことで、修復不可能になれば、時間は完全に止まる。いわば変流性を崩壊させるのだ。
動的な世界において静的であるべきの存在者があることで、不安定と不完全が生じる。
<帰還主義>
人間の目的とは静的である概念世界への帰還である。
元々人間は概念世界に存在していた。それゆえに世界に不和と不完全を感じる。
人間は動的世界の中で、自身を概念として残し、それによって概念世界へ旅立つのだ。
亡くなろうと、認知され、感じられるたび、概念としての存在していることがわかる。
<過激帰還主義>
人間の目的とは概念世界の帰還ではなく、侵略であり、究極目的とは根本的概念になることである。
すなわち双方性、因果性に並ぶ、あるいはそれらを破壊する概念となることである。