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存在の思考、思想種類

私的哲学


【普遍的世界の構造説】

世界は基本として概念、事象、物質によって構成される。

概念とは法則、言葉、数字などであり、事象とは観測される現象であり、物質とは概念を内包する器である。


この考えは実際に人間が知覚によって観測する物質と事象、また知覚されずとも理解される法則などの概念の認知から来る。


しかしながら事象は物質が無ければ観測されないと言う考えや、逆に物質も事象の内であり、事象のみが観測されるという考えもあるだろう。

あるいは物質はただの容器であり、その中身である概念はイデアにあるなどというのもあるだろう。


また魂や意思について、事象とするか物質とするか、あるいは第四の要素とするかは不明である。


【普遍的世界の原理】

<双方性>

概念は一次元的方向性を持つ。(善と悪、右と左など)


名前などの入らないものも存在するが、多くの概念は一次元的方向性を持つ。

二次元的方向性が含まれないのは、そう言った概念がある概念同士の複合として扱うとしており、ここの双方性では根本となる概念として述べている。


<因果性>

概念は基本として順序的要素を持つ。(AがあるからBがある)


順序的要素は時間的、概念的の二つがあると思われる。

時間的とは過去から未来、概念的とは原理や法則性であり時間依存しないとみられるもの。

あるいは計算と法則そのもの。


この世に存在するものすべてが説明可能であるならば、全ての存在には因果がある。


<変流性>

事象は変化しながら存在する。完全に静止した状態で世界は存在できない。


変流とは一方的変化と波動的変化がある。

空間を媒質して認めるならば、全ての空間にとって媒質は存在し、世界は常に媒質を運動させている。


またこの世には完全静止空間は存在しない。すなわち変化のしない空間は存在しない。

これは観測者が変化を持ってしか事象を観測できないからである。


<基本存在性(時空間、エネルギー性)>

空間が無ければ物は存在できず、時間が無ければ事は存在できない。エネルギーとは物そのものである。(根本的概念はそれらに依存せず、ゆえにこれは概念を抜いた物質である物と同じく抜いた事象である事として記したが、観測されるのは基本として物質と事象である。)


【複合的原則】

<淘汰>

双方性、因果性、変流性、基本存在性の複合にして存在する。


エネルギーの移り変わりにおいて、強弱という双方が計算される。(一言でいえば弱肉強食である)


因果性が関わるところは、淘汰というものが説明可能とする思考である。あるいは存在するものは全て説明可能とする思考である。


<作用>

双方性、因果性、変流性、基本存在性の複合として存在。


この世に存在するものは常に変化しており、その根本は体外的な変化である。

また作用とは双方性の数量の変化を意味し、物理的変数がおおよそとしている。


魂や感情が物理的変数として関わらない場合は、それも作用の非物理的変数として加えられる。


〈注意〉

複合的と扱ったが、普遍的世界の原則の中に述べたものでも複合的なものが含まれているかもしれない。(特に因果性における時間的、変流性は怪しい)


この要因としてはそもそも我々が存在する世界には当たり前に事象と物質が存在し、それを分解することによっていろいろ定義したが、その存在は確認できるものではないところにある。(観測とは作用の一部である)


(別的思考)

概念の原理:双方、因果

事象と物質の原理:基本存在性、変流


世界の原則:複合


基本存在性と変流は等しいかもしれない。しかしながら複合とは等しくなく、それぞれ概念の原理も含んでいない。

また事象と物質は互いに存在してなければ、存在を確認できない。二つは等しいのかもしれない。

しかしながら分けて考えても成立するようでもある。


【思想、主義の種別】

<自然思想>

自然的変化に趣を置く。いわば運命を信じる思想である。


<変化主義>

自然思想の対立、運命を変えようとする主義である。


<物質派>

この世を構成するのは物質であり、概念すらも物質の内にあるという思考。

魚が泳いでいる事象も、水槽の中の魚とすれば物質となる。


<事象派>

この世を構成するのは事象であり、変化であるという思考。

変化があるからこそ存在し、それこそが全てであるとする。

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