モブ魔法
「────という感じで、ホームルームを終わる。
あぁ、そうだ、アベル・ランドとアルト・テグラスはこの後学園長室へ来い。重要書類の書き漏らしがあった。」
書類の書き漏らし?
書類を書いていたのは確か父だが、俺の父がそんな愚行をするとは思えない。
と、なると嘘をついたな。
まあ行くだけ行くか。
ーーー
ーー
学園長室
「、、、騙して悪かったな。お前らそこに並べ。」
部屋に入ったと思ったら、巨大な地下空間に移動した。
強制的な空間移動魔法といったところか。
「ど、どういうことですか!ま、まるで魔法を試すような場し──」
「なんだ?分かってるではないか。」
おどけたように言う学園長の目は地味に怖い。
「お前らは魔力量が少ないと断定された。本当に記載通りの魔力量だと、授業もままならん。
たとえアベル、お前が《勇者の息子》だとしても容赦はしない。」
アベルは反論をあきらめて、魔法を唱える準備をする。
「聖魔法 循環強化!」
唱えた途端、アベルの周りに魔力と対になると言われる聖力があふれでてきた。
「、、?なんだ、普通ではないか。これなら問題あるまい。帰ってよし。」
「あ、ありがとうございます。」
余りにもあっさり終わったせいか、ビクビクしながら帰るアベル。
さて、、と。俺の番だな。
この日のためにどれだけ研磨したことか。
その目に焼き付けろ!!
「マジシャンズ・モブ ノーマライズ」
辺りはしらけた
今回使った魔法はモブが直立するときの姿勢をとる、ネタ魔法です。




