特殊部隊
どうしたんだ!?作者!?一週間に一回投稿するだけでも奇跡だってのに、、こんなに速く投稿しちまって!!!
???の地 魔女アリーゼの神域内
「神聖術式 時喰童」
虹色?みたいな吐瀉物のモザイク処理?みたいな色をした物体が波になって襲いかかってくる。
「水魔法 水殲砲!」
シュプブ と、なんともソレな音を出しながらモザイクに消えていく水。
ちょっとこれ以上は不味い気がする。
........対抗せねば
「水魔法 津波!!」
魔力を通常の津波の倍込めて放ったが、次はグネグネと形を変えたモザイクが今しがた出した津波の倍の大きさで津波をまるごと飲み込んでしまう。
「.....?...!」
いつもより力が沸いて出てくるようなと思っていたら、全然気が付かなかった。
この神域、、、
強制的に魔法が全属性適正になっている!?
俺は魔法の全属性を扱えない訳じゃない。
だけどよう知らん神様からの加護のせいで、闇属性が適正で、その逆の光属性はめちゃくちゃに不適である。
魔神王の頃はアレックスに『お前にリメイク版園長先生とかラ○オ・グランツとか向いてないやろ』と言われてしまったからな。
実はやってみたかったんだ、デスビーム。
闇魔法だとビームは出来ても着色は出来なかったから色で誤魔化すことも出来ないし。
「俺の戦闘力はごじゅーさんまん」とか言ってみたかった。
今なら........
「光魔法 弍堂光来!」
魔女アリーゼがあまりの輝きに目を細める。
急にビームを撃ってもつまらない。
そうだろう?
だって例え相手が魔女で神でも、環境とか舞台は大事にしなきゃね。
弍堂光来は頭の後ろから離れた位置に光源を設定して相手に「うわ、コイツ眩し!」と思わせる魔法。
光魔法の達人 《光神》 アーサーが開発した戦闘力高めな魔法の中で唯一ネタ扱いされている魔法。
そこに追加で、、、
「光魔法 雷元鬼光」
「チッ 神聖・雷魔法 永劫死洸」
両者の魔法がぶつかり、バチチッと激しい音を立てる。
それを目眩ましに───
ガッ!!
アルトの右ストレートが魔女アリーゼの心臓を狙うも、片手で止められる。
「考えてることは........」
「お互い様じゃ!!」
─── 一方 人間界 バラモンズ学園 ───
学園 医務室
「うぐぅ、、、」
「!......起きたか、ベルク」
さっきまでベッドで熟睡していた彼は隣にいる人物を見て安堵する。
「...ルークか、、バルバトスが、、、迷惑かけたみたいだな。すまん、」
「いや?むしろ例の教会からの任務上助けたことになってるよ、アルト君を。」
ベルクもまた、タダカツ・カミヤのホムンクルスの一つ。うなじから喉仏にかけて貼られた偽装肌のしたに刻まれている、『PRMSC-004』の文字。
スキル 《強制他人格》により創出された諸悪の根元、《輪廻のバルバトス》は今は眠っている。
「アイツが目覚める前にやれることをやっておきたい。リコ隊長に連絡を取る手段があれば良かったのだが、、、」
ルークは思い出したようにため息をつき、
「あー、"リコ隊長"行方不明だったね。」
「あぁ、それに加えて───」
ルークは顔を曇らせる。
「夜の先駆者の排除計画。」
「例の教会もようやく危険視し始めたってことだ。一番近い人間はネルス学園長とエイナス先生だ。状況を伝えようにもギリギリでアイツに目覚められたらたまったもんじゃない。情報はルーク。お前が伝えてくれ。」
ルークは静かに顔を下に振る。
「わかった。」
ルークは椅子から立ち上がり、ドアに手を掛け振り返る。
「ベルクも意識がある内はPRMSC-003 カイトを探していてくれると助かるよ。」
「善処する。」
そして再度ドアに振り向き部屋を出ていくルーク。
彼の首もとにもPRMSC-002の文字が刻まれていた。
ベルクの今後の人生が楽しみですね~




