保護、撤退、したい
【 讖溯�繝サ遐皮ゥカ の地 】
「やはり面白いな、ニンゲンは」
《神聖術式》でイスを作り上げ腰掛ける男
特に透けて見えるわけでもない床に眼を落として吐き捨てる 神 《アテナ》
「何を言っておるのじゃ、妾は殺し足りん。」
不貞腐れてベンチに身体を預ける一人の少女のような 《──の祖》、 魔女 《⬛️⬛️⬛️⬛️》
「貴様とて同じじゃろう!? こんなとこに閉じ込められて、貴様は許すのか!? 勇者を!」
脚を組み換えてアテナは言う
「まさか、、でもさ、前はジジイの邪魔が入ったけど今度は違う。制約で機能している神の権能は半分以下だ。今度こそうまく行くと思うよ。『神降ろし』」
「フン、だといいのだがな。」
──────
───
再び 死の平原
アルトは覚悟を決め、増えた魔力の大半を使って
《結界魔法》と《闇魔法》で2つの式神を閉じ込め、強化系魔法で結界の外郭に強化を付与する。
さらに土魔法で紅い天守閣のようなものを造り上げ、仕上げに風魔法で───
「ハハッ!、一度やってみたかったんだよなぁ!!
頭が高いぞ!
三枚卸しにしてやろうか!!
」
風魔法 風刃
コッチの世界では無いが、異世界系テンプレの一つ、
『ウィンド・カッターぁぁぁ!!!』だ。
瓦から見下ろすと、風刃に手間取っているのか、2つの式神はこちらに近づいてはいなかった。
「そこのシキガミ!!
一方的に殴られる、痛さと怖さを教えてやろうかぁ!」
俺は股下のアルゴ式神に風刃を集中させる。
が、平然と避け続けられるので、特にこれといって優越感を感じない。
だが一応言わなければならない気がしたので言っておく。
「ハハ!ざまぁないz───ぐふぉ!?」
これが若さか······じゃなくて!
ユミエラ式神か。
アルゴ式神に風刃が集中した分、動きやすくなったんだろうな。
かといって今ユミエラ式神に風刃を均等に配分するとアルゴ式神の方がどうなるか分からないし、、、
「まるで将棋だn、、いや、チェスだな!ルール知らんけど!」
あとはピエロ君じゃない新たな使い魔とか呼んで戦力を補いたいところだけど、魔力はこの結界構築と伏魔殿の構築に結構使っちゃって残り少ないし、、
予定外の侵入者さえ来なければ後はジリ貧でこっちが勝つかもしれないし、、
ガシャン、バリィン!!!!
自分でもビックリしちゃうぐらいのフラグ回収の速さだし、、
魔眼で確認してみると、
侵入してきたのは使い魔の授業でベルクが契約していた『パーフェクトゴーレム』というヤツだ。
姿形大分違うけどフォルムって自由に変えられるのか、、、
「対象確認 保護を優先 式神2体の排除を実行 」
同僚と有給とって旅行いくから投稿遅れるかもだぜぃ。
ごめんネルス・アーバインド