表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
魔神王アルバート、モブになる  作者: 神谷悠人
学園編
32/62

復活

「アリ、、、ーゼ、?、、」


俺の服の裾を掴むアリーゼの力が段々と弱くなるのを感じる。


「飲み、、、込まれないで、、、アルト君は、、優しいヒト、、、私の、、、、、自慢の、、、」


アリス、タルタロス「「ご主人様!!!」」


アリスに、、タルタロスか。。。


「来る、、な、、、」


まずい、魔力を、、、出しすぎた。


身体、、、動かねぇ、、、、



「ジャマデスヨ。。。どきなさいアナタたち!」



タルタロス「がふっ!」


アリス「きゃっ」


偽アレックスがタルタロスに腹パン、アリスに回し蹴りをお見舞いし、二人ともかなり遠方まで吹っ飛んでいく。



「アリーゼ、、逃げろ。。。君も、、殺られる。。」



「嫌です!

私いつも、、、いつも守られてばっかじゃないですか!

たまには、、たまには私がアルト君をまもるんだから!!!」


「よせ、、、」



アリーゼが震える手で剣を取る。

とても勝てる見込みがあるとは言えない。

むしろ確実に殺される。


「オやぁ?

アルバートではなくアナタが戦ってくれるンですカァ?

まぁ、、、勝てるわけないンですがねぇ!!!


空間魔法 異絶燐丙間!!!

拒絶魔法付与!


サラに!


再構築魔法 土地の守り手(ジャイアントゴーレム)



土が山のように盛り上がって4体のゴーレムが造り出される。


「契約魔法 命の天秤(ソウルトレード)


契約魔法、、


確か禁忌魔法の一つだ。

警報が鳴らないのは、、、どういうこと、、だ、、、



「そしてゴーレムの魂を触媒に結界を構築すル!

空間魔法 六波羅径燐間ろくはらけいりんかん!!



六波羅径燐間は、、異絶燐丙間の、、上位互換。。。


結界外へ出ようとする者を消滅させる結界。。


アリーゼ、、逃げろ、、、



「ど、どんな魔法であっても、、私は戦います!」



「愚かだネェ。。。黒炎魔法!」


アレックスの左手から出た黒い炎が無慈悲にもアリーゼを襲う。


「キャアっ!?」


アリーゼの左肩に装備していた鎧が黒炎によって跡形もなく消え去り、恐怖だけが彼女を支配した。



「対象物が消えるまで消えない地獄の炎。黒炎、、、」


アリーゼは知識で知ったつもりになっていた。

しかし知識など経験よりはるかに劣る情報に過ぎない。


「ハァ、、はぁ、、、」


こんなのジリ貧だ。

アリーゼの精神が持たない。


「アリーゼ、、、もう、、いいんだ。。君だけでも、逃げ、、、てくれ、、、」


アリーゼはさらにキッとした顔になる。


「ダメですっ!アルト君を守るって誓ったんです!だから────」


「戦闘中にヨソミとは、関心しませんねェ」


「なっ────」


ビュンっと音をたてて、アリーゼが視界の端へ消えていく。

金属と大木が衝突した音がして、アリーゼが動かなくなった。

いや、正確には音を立てなくなった。



俺は魔力がないと、、こんなにも弱いのか、、、


好きなヒト一人も守れないのか?、、

そんなんで何が元魔神王だ!

転生前の俺が今の俺のザマを見たら絶対に笑うだろうな。

情けねぇ。。。


「お遊びはここまででス。さぁ、貴方も教会の手駒になりまショウ。」


「はっ、誰が好き好んでお前らの犬なんかに────」




刹那



1秒にも満たないその時間の中で、ヴォイスラックベア約30匹の魔力反応が唐突に途絶えた。



「なんっ、、、だよ、、、」


アルト、アレックスは明らかにイレギュラーな存在を見えてもいないが認知した。



「幻影聖魔法 聖武人恵与連団せいぶじんけいよれんだん


ざっと500人。


()()()と同じだ。


ってことは


「どうして此処にイル?、、、お前はワタシの部下が監禁して、、、マトモに思考することもデキナかったハズ、、、ナゼダ、、ナゼなんだ、、

、北の魔神王 ソーマ!!!」





「勝手が過ぎるよ。アレックス君。」







魔神王は一つの種であり、仕事である。

まぁつまりアルトと同じ体質のやつがあと三人いるわけ。

やばいよね。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ