バラモンズ祭
バラモンズ学園
闘技場
「いよいよやってきましたぁぁ!!!
バラモンズ祭!!!!
まずは学園長からのご挨拶です!!」
ネルスが闘技場の一番見えやすい所に立つ。
「学園長のネルスだ。今年もこのように何事もなく開催できたことを嬉しく思う。そして来賓されてるファラクト学園長とデマウンス学園長。今年も参加してくださりありがとうございます。」
ネルスがその二人と思わしき人物に頭を下げる。
「それでは、、、バラモンズ祭 開幕だァ!!」
ネルスの掛け声と共に会場が揺れるほどの歓声が沸き起こる。
俺はシード枠。一、二戦待たなきゃいけない。
「ハァ、暇だなぁ。」
「アルト君!次、私が戦うから見ててね!」
声をかけてきたのはアリーゼ。
「うん。見とくよ。頑張ってね。」
「うん!」
返事をするやいなやすたすたと闘技場へ行ってしまった。
さてと、それじゃあ見に行きますか。
観客席に行くには一度外にでなければならない。
なんて面倒な造りなんだ。
────ん?
この魔力は、、、ヴォイダーキャット!?
十匹か。
「体慣らしに丁度良い。」
爆速で現地に向かった。
徒歩十分。
そこには召喚士とトロール二体が増えていた。
「なッ、貴様誰だ!?」
召喚士が反撃をする前に首を胴から切り離す。
「ンニャァァァ」
「ヴゴォォ!!!」
魔法なし、筋力のみのバトルか。
俺の筋力100パーセントは中々日常では出せないからな。
久々だなぁ、ケルベロス以来か。
「いいよお前ら。遊んでやるよ!」
まずはヴォイダーキャット。
一匹目、二匹目は回し蹴り。
三~六匹目は飛び膝蹴り。
七、八匹目はかかと落とし。
九、十匹目はタコ殴りしてやった。
次はトロール二体。
さすがにこれは魔法使おうかな。。。
「闇魔法 闇沼」
闇魔法は禁忌魔法なので即興で作った技だが、中々カッコいいな。
前前世のワ○ピースのヤミ○ミの実のブラックホールみたいだった。
すると闘技場から激しい歓声が聞こえてきた。
やべ、アリーゼの試合終わっちゃったかな!?
またもや爆速で闘技場に戻ると、時間の流れは俺の想像以上で、
アリーゼが二試合とも勝ち進んだとのことだ。
次の相手は、、、
「出場選手の紹介をします。先程の試合に引き続き、バラモンズ学園 アリーゼ レングラス。
そして、対戦相手はバラモンズ学園の───」
へぇ、まだバラモンズ学園の生徒が残っていたのか。
すごいな、誰だろう。
「アルト テグラス!リングに出てください!!」
え?俺?、、、
え?、、俺?、、、(二回目)
アリーゼと戦うのか?、、、まじかよ。
どーなるんでしょーねー。




