ニヤニヤと顔面崩壊は表裏一体
バラモンズ祭にはバラモンズ学園だけではなく、
他にも2校の学校が参加することになっている。
ゴリゴリ実力至上主義の
ファラクト学園、
伝統や文化、魔法の質を高めることに信念を注ぐ
デマウンス学園
そして、気品と魔法使いの未来を育てる
バラモンズ学園
だ。
モブの俺は予選落ちしたかったが、姉さんの策略で本戦シード枠決定が発覚。
そんなこんなで、バラモンズ祭前日。
モブが披露できないことに俺は落ち込んでいた。
「大丈夫ですか?」
声をかけてきたのはマイエンジェルこと
アリーゼ レングラス
夕日に照らされて可愛さが増す。
更にコーヒーを二つ持っている。
まさか俺分か?
俺の分なのか?
そこまで気が利くのかぁ???
「うん、あんまり目立ちたくはなかったんだけど、、、」
「私から会長に掛け合ってみようか?」
「いやぁ、あの堅物ゴリラはそんなこと言っても聞いてくれないし。姉さんにも姉さんなりの考えがあるんだとおもう。」
アリーゼは夕日を見て一言、
「そっか。。。」
やっぱりコーヒーは俺のではなかったか。
「あ、あのさアルト君。」
「なに?」
急に声をかけられてビックリする。
もしかして、、
「この、、大会で私が優勝したらさ、、、」
コーヒーか?遂にコーヒーをくれるのか??
「わ、私と、、」
ありがとうマイエンジェル!
コーヒーはこの世でもっとも美しい飲み物だ!
「つ、付き合ってくれないかな、、!!」
コーヒーきたぁぁ、、、あれ?
え?
、、、、、
ま、まぁ告白だし?
けっ、結果オーライでしょ。多分
「うん、優勝頑張ってね。」
俺は満面の笑みで応える。
で、コーヒーは、、いつくれるのかな?
「あ!、あと、、このコーヒー、、、よかったら、、飲む?」
きたぁぁ!!!!!!
今度こそきたぁぁ!!!!!
「うん、ありがとう、アリーゼは気が利くヒトなんだな。」
「えへへ、、、」
照れる顔も可愛い。
最高だ。
ーーー
ーー
学生寮
「ナニずっとニヤニヤしてるんですか?なにか良いことでも?」
「あ、分かっちゃう?」
「はい。そこまで顔面崩壊してると、嫌でも伝わってきます。」
顔面崩壊って、、ひどい言い様だなタルタロス。
そんなににやけてたのか?俺。
俺は食堂のご飯をいつも食べるから良いとして、
タルタロスと、アリスの料理はアリスが作っている。
その料理が終わったようで、アリスがエプロン姿のままこちらに来る。
「もしかして、女の子に告白でもされましたか?」
「あぁ。された。副会長にな。」
アリス、タルタロス共に沈黙が走る。
「きっと最近アリスのことばっか考えてたから幻聴が聞こえるようになってきたんだな俺。」
「きっと想像のなかでタルタロス君とデートし過ぎて幻聴が聞こえるようになったんだな私。」
「いや、何度でも言う。副会長に告白された。」
またもや沈黙が走る。
「スミマセンご主人様。エルレンさんの部屋に行って頭を冷やしてきます。」
アリスが部屋を出ていった。
「ゴメンナサイご主人様。アベルとバルトの部屋に行って状況を整理してきます。」
タルタロスが出ていった。
いやひどいな二人とも。
信じてくれないなんて。
まあ明日は大会当日。
早めに寝るか。




