1/62
プロローグ!
「申し訳ありませんが、私達は世界に散って活動を続けます。。。寂しくなります、、が、、、」
押し寄せる感情を静かに殺し、あいつらは俺の元を離れていった。
いつかはくると思っていた。
「あぁ、元気でな。」
俺が救って大事に育ててきた部下七名は悲しさを捨て、元気に旅立っていった。
俺はもうすぐ死ぬ。封印もされる。楽しかったなぁ
魔神王人生。あ、人じゃねぇか。
でも前世のゴミクズみたいな会社にいた頃よりかは随分ましな生活だった。
ただ文句があるとすれば普通に生きたかったよ。
普通の学園に通って、なんてことない友達とくだらない話して、屋上でフラれて
次生まれ変われるんだったら、、、
俺は、、、
モブに──────
ある年のある日のなんてこともない早朝、
俺はこの世界に生まれ落ちた。
名前はアルト
辺境にある貴族の家に俺は生まれた。
この家、テグラス家では男が生まれるのは千年ぶりだったらしく、重宝されるかと思いきや意外にも平凡な教育と平凡な生活をした。
俺は不満があった訳じゃない。
寧ろ嬉しかった。
だって俺の前世は魔神王なんだから。




