フォリティア
2016年10月、この世界と別世界を繋げる実験を実施。結果は本来予定されていた方法ではなく、
突如起きた事故により繋げることに成功した。
この時に生まれたのが「フォリティア」。別世界との繋がり時に生じた力のことである。
しかし、最初「フォリティア」は使用不可能とされていた。
この実験は成功に見えたが、謎だけを残し失敗に終わった。
それから2年後、とある研究者がこの力を制御するための収納装置「アプラレス」を開発。
元々フォリティアは武器として使用する予定が、力を制御出来なかったため使用不可だった。
しかし、アプラレスの収納機能により予めフォリティアを武器になじませることで使用を可能にした。
そして2017年12月、アプラレス機能実験が行われた。
結果、原因不明の大規模な事故が発生。4人生存。1人意識不明の重症。
これが歴史に起きた2つの大きな実験事故である。
「あつい…」
少年は爆発音で目を覚ます。
「ここは、どこ?だれもいないの…?」
戸惑いながらも少年は燃えてない道をゆっくりと歩く。
途中で足が絡まり、転んでしまったとしても、すぐに起き上がり人を探す。
ただひたすらに前へ、前へと。
「だれか…」
体力が限界になり、倒れそうになったその時
「ー--君、大丈夫!?」
一人の少女が僕に声をかけた。




