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鋼鉄機動少女ExBrain(エクスブレイン)  作者: トイレの花子
10/30

戦闘訓練

「エクスブレインには幾つか武装が搭載されていまして、順を追って説明しますのでその都度使用して下さい。

また、今回は的としてダミーの敵を配置します、静止しているので落ち着いてよく狙って攻撃して下さい。

まぁ、各武装に自動捕捉と自動調整機能が登載してあるのでワザと外さない限りは当たりますけどね。

ではまずはスパイラルナックルから、所謂パンチですが拳を高速回転させてプラズマを放出します。

メガドールを一撃で粉砕する威力があるので雑魚相手ならこれだけでも対処は可能です。

とはいえパンチなので拳の届く範囲にしか当たりませんが、小回りが効くので殴り続けたり、急接近して殴る等色々応用しやすい武装です。

それではダミーを数体出すので攻撃して下さい、対象はバグズの中でも最弱ですが機体数は一番多く、多数の群れで襲ってくる「フライ」です」


そう言うとわたしの前方の空間が歪み、ハエのような小型のロボットが何体か現れる。

「フライ」...成る程、ハエみたいな形をしているからフライなのね。

というか「バグズ」て虫だよね、ってことは他にも虫型のがいるのかな?


「それでは開始します、歩いたときのように相手を殴って下さい。

尚、拳を回転させて放電するイメージをしながらでないと只のパンチになります、音声入力でも発動しますのでお好きな方でどうぞ。

音声入力ワードはスパイラルナックルです」


う~ん、イメージ...イメージ...

イメージしながら殴るのって今一ピンと来ないし、最初は音声入力でいいか。

わたしはフライの目の前まで走り出すと、右腕を振りかぶり...


「え~い!!スパイラルナックル!!」

そう叫ぶとフライの一体目掛けて体重を載せ勢いよく殴りつける。

すると右拳が高速回転しながら放電し...フライを貫いて爆発させた。


「うわ...本当に一発だ...」


爆発して吹き飛んだフライの残骸と自分の右手を交互に見てわたしは思わず呟く。


「では次に行きましょう。

今度は遠距離武器になりますので一度距離を取って下さい、100Mくらいでいいです」


「え~っと100M...このくらいかな」

言われてわたしはブースターを軽く逆に吹かせて離れる。

子供に軽く押される感じでもかなり速かったので更に弱く、ゆっくり飛ばした紙飛行機が当たるくらいで。

よしよし、丁度いい塩梅。


「そうしたら、左右どちらでも撃てますけど右で行きましょう、右手を開いて前にかざして下さい。

そうしたら右手から何か塊を打ち出す感じ、または先程のようにプラズマシュートと発声して下さい」


今度はプラズマシュートね...じゃあ今回も、

右手を開きつつフライにかざして...


「プラズマシュート!!」


右手にエネルギーが収束していき、直後放たれた超高温のプラズマ球が線を描きながらフライ目掛けて一瞬で到達、貫通して後ろの数体諸とも吹き飛ばす。


「いい感じですね、有効射程距離は200M程、それ以降はプラズマ球が維持出来ずに四散しますので覚えていて下さい、ではどんどん行きましょうか!!」


...なんだろう、心なしか彼が楽しそうなのは気のせいだろうか?

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