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蒼き輪廻の果てに 〜転生したら青い鳥だった件〜  作者: 水猫
第二章 「緑の国」
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62話 黄色い魔女vs青い鳥〜レモン・イエロー・キルケーvsコバルト・ブルー・ピジョン〜

三人のお年頃の女の子達が一人の男の子を囲ってキャッキャと戯れていると後ろから金色の鳥がレモンに向かってこう言った。


「レモン、その辺にしておけ。何のためにここに来たのだ?本来の目的を忘れるな」


このようなふざけた状況でも怒ったりツッコミを入れたりせず冷静に指示を出す金色の鳥を見てライトは驚いた。やはりこのものが策士だったか。一体何を企んでいるのだ?


「ああ、そうだね、ゴールド。じゃあそろそろ本題に入ろうか」


レモンがその場から離れて黄魔族の軍に戻った。コバルトはとりあえず一人女の子が離れたのでホッとして再びシリアスに戻った。いやはや女の子に囲まれて照れくさかった。


ハンタとピュアはレモンが離れてしまうと少し寂しそうな感じがした。ああ、せっかくいいお友達になれそうなのにぃと。


「さて、本題だけどさ、そこの青魔族の鳥族、コバルトって言ったね。私、あなたに戦いを挑みます。正々堂々一対一で戦ってくれるね?」


「ああ、わかった。その勝負、受けてたとう」


コバルトがそう言って剣を構える。レモンはその様子を見てニヤリと笑った。


(コバルトに一対一で戦いを挑むだと!?馬鹿な!?コバルトはメイズを倒した実力者だぞ!?それを承知の上で戦いを挑もうというのか?それにここにコバルトがいる事を初めから知っていたというのか!?)


ライトが再びシリアスな状況に戻り深く考えていると、ゴールドと呼ばれている鳥が口を出す。ゴールデンだと長いので略してゴールドと呼ばれているようだ。


「では代闘士を立てて一対一の戦いだな。こちらはレモン、そちらはコバルトといったな。お前が代表か、では始めろ!」


ゴールドがそういうとレモンは腰に巻いていた帯をするりと解いて手に持った。いや、帯ではない、それはリボンだった。コバルトが剣を抜き、様子を見ていると、突然レモンが手に持っていたそのリボンを鞭のようにこちらに放った。


「食らえコバルト!イエローリボン!」


宙に放たれたそのリボンはコバルトを目掛けて飛んで行った。まるで生き物のようにしなやかに飛んでくるリボンをコバルトは剣で受け止めた。そして計算されたかのようにそのリボンがコバルトの剣に巻きつき、レモンと綱引きのように引き合った。


「よく受け止めたね!あたしのリボンを!さすが青魔族頭首!あのメイズを倒しただけあるね!」


レモンが両手でリボンを引っ張りながらそういった。なんだ?何がしたい?こんな攻撃で俺を倒せると思ったのか?コバルトは不思議がっていた。


「ま、こうやってくればそう受け止めるのは当然だよね!けど甘い!」


レモンがそういってニヤリと笑うと突然手に持っているリボンをギュッと握り、魔力を込めてこう言い放った。


「エレクトリックショック!」


そういうと突然レモンの手から伝わってコバルトの剣に巻きついているリボンへ強い電流が流れた。コバルトは持っている剣から全身に電流が流れ、感電した。


(な、馬鹿な!電気ショックだと!?)


コバルトは持っている剣を離すことができずそのまま感電した。ここで剣を離せば武器を奪われてしまうだろう。だがこのまま剣を持っていればこの電気ショック攻撃にやられてしまう。


「あーはっはっは!どう?あたしのエレクトリックショックは!まさかこんな攻撃が来るなんて夢にも思わなかったでしょ?早いとこ剣を離したほうがいいよ!」


レモンが得意げになって笑っているとコバルトは離してしまいそうな剣を再びギュッと握り直して感電する中、レモンを睨みつけこう言った。


「甘いな!レモン!武器を伝わって間接的に魔力を叩き込む技なら俺にもあるぞ!」


コバルトが感電する中、剣を引き寄せながらニヤリと笑いこう言い放った。


「絶対零度!」


コバルトが叫ぶと今度は電気を伝わっていたレモンのリボンがパキパキっと凍りついた。そして一瞬にして電流が止まり凍気が流れ込み、なんとリボンを掴んでいたレモンの両手までも凍りついた。


「つ、冷たい!な、なにこれ?」


レモンは慌ててリボンを離すとそのままリボンは粉々に砕け散った。そしてレモンは両手が凍り付いてしまったので慌てて手を合わせて魔力を込め、互いの手に電流を流し氷を溶かした。どうやら電熱で溶かしたようだ。


「クソ!こいつなんて甚大な魔力と魔力耐性を持ってやがる!あたしのエレクトリックショックを受けながら逆にこっちに魔力を流し込むとは!」


「だから言っただろう?レモン。お前の勝てる相手ではないと。さて、どうする?私と代わるか?」


「嫌だ!あいつだけはあたし、何があっても最後まで戦うんだ!」


(代わる?どういうことだ?初めから勝てる相手ではないのにここに来て戦うということは何か思惑があるのか?そしてあのフェニックスはそれほどの実力者なのか?いや、そうは思えない。では一体?)


ライトは相変わらずも敵の思惑が読めずに困惑した。どうやらあのレモンは何かコバルトに因縁みたいなものがあるようだ。そして大体魔力指数でわかる。あのゴールドも強いに強いがとてもコバルトの相手になるほどではない。では一体何を企んでいるのか?やはりライトにはそれがどうしてもわからなかった。

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