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蒼き輪廻の果てに 〜転生したら青い鳥だった件〜  作者: 水猫
第二章 「緑の国」
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61話 緑白黄の女子会

「まあとりあえずあたしが用があるのはそこにいる青魔族の鳥族なんだよね。ちょっといいかな?」


レモンがコバルトを指名する。ライトはその様子にますます困惑した。


(コバルトが目的だと!?ピュアではないのか?一体どういうことだ!?)


レモンはとりあえずその場にいる黄魔族を宥め、戦う様子もなくツカツカとこちらに寄ってきた。ハンタは咄嗟に武器を構え警戒したがコバルトがそれを抑えた。


「ハンタ、あいつらの目的はどうやら俺のようだ。ここは様子を見てみよう」


コバルトがそういうとレモンはますますコバルトに近づいてきた。どうやら戦う様子はないようだ。そしてかなり近くまで近づくとコバルトは様子を見ていたがだんだんと奇妙な感じに襲われた。


(な、なんだこいつ?近づいてきたと思ったけど、近い!近すぎる!)


レモンがコバルトに顔を物凄く近づけて穴が開くようにジロジロ見てくる。コバルトは今度はこんなお嬢様系の女の子にまた近づいてこられたので相変わらず顔を赤くして照れてしまった。


「ちょっと!アンタ!何してんのよ!」


ハンタがそういうとレモンは少し離れて品定めするようにコバルトを眺めていた。そしてこう言った。


「ふーん、かなり美形でイケメンだけど、あたしのタイプじゃないなー。あたし、こういう可愛かっこいい系の男の子あんまり好みじゃないんだよねー。やっぱりこう男はもっとワイルドで男らしい!って感じの方がときめくんだよねー。そう、クロム様みたいな♡」


レモンの突然の色恋沙汰の話に一同は唖然とした。え?何この子いきなり!敵じゃないの?と。


「んでさあ、どっちが彼女なの?そっちの白い子?それとも緑の子?」


再び来るレモンの突然の質問に一同は肩すかしを喰らった。コバルトは相変わらず顔が真っ赤になり、ピュアも後ろで恥ずかしそうに俯いていた。そしてハンタも珍しく顔を赤らめてかなり取り乱していた。そしてライトはまじめに考えていたことがアホらしくなって呆れていた。


「な、何言ってるのよ!アンタ!い、今はそんなこと聞いてる場合じゃないでしょ!?」


「ふーんムキになるってことはアンタ、彼のこと好きなんだねー、まあわかるなあ。アンタ達お似合いだよ。アンタ可愛いし」


(ドキッ!え?お似合い?嬉しい嬉しい!何この子!?ちょっとよくわかってんじゃん!)


ハンタは敵とはいえコバルトとお似合いと言われたので嬉しくて好感度が上がってしまった。そして後ろから物凄い勢いでピュアが来た。


「ちょっと!あなた!な、何勝手に決めつけてんのよ!コ、コバルトは別にハンタと付き合ってないわよ!」


「へえー、彼コバルトっていうんだ。白魔族のあんたも間近で見るとますます可愛いねー、こりゃどっちとも付き合っててもおかしくないな。まあこんないい男なら付き合いたくなるの当然だよねー。滅多にいないもんね、このレベルの男」


レモンがコバルトをじーっと見つめているとコバルトは赤くなって照れてしまった。ハンタは自分が可愛いと言われた上にコバルトの事まで褒められたので嬉しくて仕方なかった。そしてピュアも先ほどとは打って変わって嬉しくなってしまった。


「だよねだよね!わかるよね!コバルトいい男でしょ!こんないい男滅多にいないよね!」


「ウンウン!あたし、タイプじゃないけどレベル高いと思うよ!てか可愛い系だよね!どっちかっていうと!女の子の格好とかさせたら似合いそう!」


「うんうん!わかるわかる!コバルトかわいいよね!寝顔なんかもうちょーかわいいの!びっくりした顔とかほんと萌だよ♡」


ハンタとレモンがJKノリみたいな感じで楽しそうに意気投合している。ピュアもそのやり取りをみて少し嬉しそうに見ていた。とにかくコバルトに気は無さそうなのに褒めてくるから悪い気はしなかった。そしてコバルトは緑白黄の三人の美少女に囲まれ話題のタネにされてもうどうしていいかわからず、顔が真っ赤になり汗をかいてしどろもどろの状態だった。


(ハ、ハンタ様、あの青魔族の頭首の事を・・・。そ、そんな!)


エメラルドがその様子を見てガッカリと落ち込む。ああ、憧れのハンタ様。やはりあのような強い殿方の方が良かったのか。


そしてライトはその様子を見て真面目に考えていた自分が実にバカバカしくなった。こいつら何をやってるんだ。シリアスな状況でこういうラブコメ展開はやめてくれよ。話に収集がつかねーだろと。

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