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蒼き輪廻の果てに 〜転生したら青い鳥だった件〜  作者: 水猫
第一章 「青い国」
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21話 黄色い悪魔vs青い猫〜プリムローズ・イエロー・デビルvsライト・ブルー・キャット〜

「おい、猫!先ほどの言葉、身をもって後悔させてやろうか!相手にならんのはどちらだか教えてやる!」


「黄光弾!」


プリムローズがそう叫ぶと爪の先からいくつもの光の弾丸が飛んできた。これだ、先ほどネイビーを貫いて致命傷を与えたのは!


「ライト!危ない!」


コバルトが叫ぶとライトはステッキを前にだし、すごい速さでクルクルと回転させると、その弾丸を弾いた。弾かれた弾丸は跡形もなく消え去った。


「なんだ?貴様今何をした?」


プリムローズは狐につままれたような顔をしている。お、俺の黄光弾を全て弾いただと?しかもそんな強く弾いていない。一瞬ですべて消し去ったかのような動きだった。


ライトはステッキを刀のような構えでもち、前傾の居合の構えをして、そこに立っていた。ん?なんだこいつ?何をしている?


次の瞬間、ライトは目にも止まらぬスピードでプリムローズの後ろに移動した。そのあまりの早さにプリムローズは魔力感知を使っていても動きを捉えることができず、一瞬で後ろをとられてしまった。


「き、貴様いつのまに後ろに、あ、あがががが」


そして次の瞬間、プリムローズの全身が凍りついた。そしてよく見ると、体の至る所に斬った後のような跡があり、そこから凍気が発生しているようだった。


一瞬にして全身が凍りついたあと、そのまま粉々に砕け散った。よく見るとライトのステッキが鞘のようになっていて中に刀身が見えた。


「青氷の舞!」


ライトがステッキの中にある刀身を鞘に納め、キンと音がなる。なるほど、あのステッキは仕込み杖だったのか。ネイビーが槍でシアンが青竜刀だったように、ライトの武器は仕込み杖の剣だったようだ。目にも留まらぬ速さで移動をし、そして居合い抜きで一瞬の間に斬り刻んでいたようだ。


(ライト、すごい!あの魔力値の高かった黄魔族相手に、本当に一瞬で終わらせてしまった。ま、まさかここまで強いとは)


コバルトはライトの強さに感心した。そしてプリムローズがやられたことで、後ろにいる他の黄魔族の部下は次々に退散していった。


「プリムローズ様がやられた!み、みんな退却しろー!」


わーっという声と共に、黄魔族がみな逃げていった。うむ、これでこの戦いも終わったな。とコバルトがホッとしているとライトの様子が少しおかしかった。


「ライト?どうした?もうボスは倒したんだし、これで安心じゃないか?」


「違う・・」


ライトが粉々になったプリムローズの遺骸をみて何かを悟った。どうやら何かあるようだ。


「違うって、何が違うんだ?」


「違う、この結界を破ってきたのはこいつじゃない!この結界を破れるほどの実力者はこんなに弱くない!」


そうすると、何かを気づいたように一目散にかけていった。他のみんなも慌ててライトに続いた。ラ、ライト!一体どうしたのだ?


「どうしたんだ、ライト!違うって一体何が違うんだよ!」


「コバルト、違う、こいつはただの囮だ!こっちに俺たちを惹きつけている間に、結界の主である陛下の命を狙うつもりだ!くそ!してやられた!」


ライトが大急ぎで走りながらそう言った、コバルトも羽を使い飛びながらライトと会話をしている。他のみんなは一人と一匹があまりにも早いので追いつけずに後からついていった。


「もう巨大な魔力反応が王宮からでている!もう戦っているんだ!」


「だ、大丈夫なのか?」


「大丈夫だ、不幸中の幸いだが、陛下にはラピスラズリがついている!俺たちがつくまでどうにか持ちこたえてくれるだろう!頼んだぞ、ラピスラズリ!」


こうして大急ぎでみんなは王宮へ向かった。ライトの頼みの綱、ラピスラズリ、一体どんなやつなのか?コバルトはそんなことを考えながら今は全力でライトについていった。


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