八話興味
遅くなってすみません。
アリアから、町が見えるというほうこくを聞き、行ってみることにする。
「それじゃあ、二人とも、屋敷のことよろしくね?」
「わかりました」
町へは、車で行く。
屋敷はこの二人がいればたぶん大丈夫。
「さて、それじゃあ行きますか」
俺は屋敷でとれた果物をもって町を目指す。
三時間程、車を走らせ、町のような物が見えてきたので、車を近くの草の中に隠す。
後は徒歩で町へ行く。
ここは、それほど発展していないのか、あまり衛兵に何も言われることなく、町に入れた。
町の端で、果物を売らせてくれないかというと、別にかまわないそうだ。
何せ、田舎の辺境何で、特産物以外はあまりとれないらしい。
なので、周りの人に値段を合わせて売った。
日が傾いたころに、全てを完売した。
そして手元には、五十枚ほどの銅貨。
良いんじゃないかな?どうせお金いらないし。
そして
屋敷に戻ったころにはもう、日が暮れていた。
自身の屋敷は、現代科学を応用したところが多く、夜でも明るかった。
中に入ると、空とアリアがでむかえてくれた。
「夕食の準備が整っていますので、食堂にお越しください。」
そう言われて、食堂に行く。
目の前には、アリアと空が座り、一緒に晩御飯を食べる。
「ああ、今日もおいしい」
「ありがとうございます」
ほめ言葉に反応したのはやはり空だった。
いつもお世話になってばっかだ。
「それで、町はどうでしたか?」
ああ、その話もしないとね。
「ああ、別に行く必要性を感じなかったんだが、まあ、たまに行くくらいにはいいかな?そう言うところだった。」
「そうですか。では、今後はあまり気にすることはありませんね」
「うん」
「わかりました」
そう言って。二人は了解する。
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夜になり、俺は寝る。
今日は町に行ったが、正直俺はあまり人と関わるのが好きではないので、このままがいい。
だが、いつかは訪れるであろう日のことを考えながら今日は眠った。




