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10ページ目

 俺が朝学校に着くと一人の女子が俺のとこにきた。俺は何をされるのかと身構えると予想もしてないことを言われた。


 「佐藤君って2年の結城先輩と付き合ってるって本当なの?」


 「……へ?」


 「だって一緒に帰ってるの見たよ!二人で仲良さそうにしてたしすごいビックリしちゃったよー」


 この女子は同じクラスでバレー部の黒崎 愛さんだ。バレーは小学校からやっていてとても勝ち気な性格な人だ。たまに周りを気にせずベラベラ喋るのでちょっと苦手だ。


 「あの、黒崎さん?声のボリュームを下げてもらえませんか?」


 「ん?なんで?普通だよ?」


 「いや、普通じゃないですから!!大きいですから!」


 「あははは!!佐藤君の方が声大きいよー」


黒崎さんはそう言うと周りの女子に向かって


 「やっぱり付き合ってるぽいよ?」


周りの女子たちは驚いた顔でこっちに詰め寄ってきた。「やっぱりそうなんだ。」「そんな…びっくりだよ」等と話を始めてしまい俺が困惑していると 

 

 「おっす耀太!…って何この状況?」


 「あ!山西先輩!ちょっと助けてくださいよー」


 「よくわからんがいいよ!ほらほらみんなー、耀太が困ってるからちょっと離れてあげて」

 

山西先輩が言うと周りの女子たちはみんな離れていった。すると今度は同じクラスの男子が必死そうで死にそうな顔で


 「結城先輩と付き合ってるのは本当か?」 


 「う、、、ん」


みんな落胆した顔で落ち込んでいたので山西先輩はスルーして


 「あのさ!なんか今日から留学生が来るらしいぞ!しかも女性だって!確かフランス?から来たらしい」 


 「へぇー」


 「なんだよその興味ない感じ…ほんと結城にご執心ですね」


 「そ、そんなこと、ないと思うけど」


 「顔真っ赤だぞ~…これだからリア充はよー!!俺だって」


 「好きな人いるんですか?」


山西先輩にそう聞くと


 「ん?いるよ」


 「え?マジっすか?誰々!」


 「教えるかよ…まぁお前と違って難しいけどなぁ」


 「そうなんですか?顔だけはいいのに」


 「結城にお前が浮気してるって嘘ついてやるよ」


 「ちょ、やめてくださいよ!」


俺が必死に謝ると担任の先生が入ってきた。


 「何やってんお前ら?静かに席に着け!山西は自分のクラスのとこに戻れ」


 「ほいっす」タッタッタ


担任が全員が座るのを確認すると


 「今日からこのクラスにフランスから留学生が来ました。約3ヵ月の間になるが仲良くするように!おーい、入ってこい」


先生が廊下に声をかけると一人の女性が入ってきた。綺麗な金髪で背が高く可愛いと言うより美人な人だった。


 「はじめまして。フランスから来ました。アラン=ロゼットです。ロゼットって呼んでください。」


クラスのみんながその一つ一つの動作に目を奪われた。それほど優雅で綺麗な仕草だった。


 「ロゼットの席は…佐藤の隣でいいか?」


先生がそう言うとロゼットさんは俺の方を見て驚いた顔をした。そして走り寄ってくると


 「ようた!!久しぶりね。会いたかった!」


いきなりハグをしてきた。俺は戸惑っていた。


 (え?どゆこと?)



投稿が遅れてしまい申し訳ありませんでした。私情により忙しくて投稿出来ませんでしたがこれからまた定期的に更新いたします。

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