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「皆さんおはようございます!今日も1日頑張りましょう!!」
これは、月見山高校吹奏楽部のゆるくて甘い青春物語である。
俺の名前は佐藤 耀太。今年から月見山高校の吹奏楽部に入部した一年生。本当は運動したかったが中学の頃からやってるトランペットを演奏したくて入部を決意…したけど
「あのう、、先輩。なんで男子の数が少ないんですか?」
「ん?耀太急にどうしたの?そんなの決まってるじゃん」
この人は先輩の山西 駆さん。3年生唯一の男子部員である。顔はイケメンで優しくて頼りになる先輩だ。そしてその先輩は(こいつは何を言ってんだ?)見たいな顔で
「ここの男女比が2:8だから元から少ないんだよ。」
そうなのだ。ここ月見山高校は元女子高で運動部か無いからか男子が入ってこなくて俺や先輩のように吹奏楽部に入りたいと思う男子や文化部の男子しかいない。
「そうですけど、もっと居てもいいと思うんですよ?」
「まぁここの吹奏楽部はレベル高くて厳しいって噂だしそうそう来ないだろ。俺なんてお前ら1、2年が居なきゃボッチだからな?」
ちなみに3年は知っての通り山西先輩一人で2年生が3人。1年生は俺一人の計5人である。女子?そんなの聞かないでくれ。
「お前はいいよなぁ…俺たち上級生が四人も居て。俺が1年の時0だからな。肩身が狭すぎて辞めたくなったわ。」
「まぁ、俺だったら辞めてますね。居心地悪すぎますよね。」
「お前は辞めねーだろ?だって副部長の…」チラッ
山西先輩が目を向けたのは副部長の結城 愛奈。高校2年生で男女問わず人気者。隣の男子校ではファンクラブも出来てるほど可愛い。
「ちょ!?先輩!!止めてくださいよ!」
「好きなんだろ?結城のこと。早く告白してフラれてこい!」
「フラれる前提っすか?え?なんで?」
俺と山西先輩がそうやって話をしていると
「山西先輩、佐藤くん。無駄話はやめて集中して練習しよ?もうすぐ定期演奏会だよ?」
「す、すみません。結城先輩」
「わりぃ…ちょっと話しすぎたわ。次から気を付けるよ」
山西先輩がそう言うと結城先輩がニッコリ微笑んで
「それなら大丈夫。頼りにしてるからね?佐藤くん。それと先輩も」
「あれ?俺っておまけ?ひどくない?」
(先輩…悪いとは思うんすけど…ざまぁ)
俺は心で山西先輩をバカにしてニヤニヤしていた。結城先輩に頼られてるってだけで嬉しいし
「あれ?そういえば結城先輩髪形変えました?可愛くて似合ってますね。」
「え?え?…気付いたんだ。…ありがとね」
山西 駆は思った。
(ほんと天然たらしだな…自覚してないから質が悪い。地味にモテるくせに鈍感だからなぁ)
「先輩?俺の顔に何かついてます?」
「いや、何も…それより練習しないと怒られるぞ」
「先輩が話振ったのに…」
こうして、俺の長いようで短い高校生活が幕を開けた。その日は、とても綺麗な夕日だった。
初めまして。今回小説を新しく執筆した松樹です。初めての経験で分からない点が多く苦労して制作しました。時間が空いたら投稿する予定でいますので週一での投稿になってしまいますが皆様に楽しんでいただけたら幸いです。まだまだ未熟ですが温かく見守っていただけたら幸いです。