森の中・・・
この森に薬草採集にきて三日経った
目の前では髪の黒くなったホムラが朝食の片づけをしている
・・・あれ?ホムラのスカートって膝丈じゃなかったっけ?
今はひざ上10cm位になってる・・・
「ホムラさん、スカート短くなってない?」
「マサキさん、スカート短い方がうれしいでしょ?」
「どうしてそれを・・・ いや、そんなことないよ」
「目をそらして否定しても説得力がありませんよ」
「すいません うれしいです」
すこしの沈黙の後
「さて、薬草採集にいってくるよ」
ぼくは席を立つ
「私も洗い物が終わったら行きますから、それまで気を付けてくださいね」
「ホムラさんは心配性だな」
「昨日、ツノブタに殺されそうになってたのは誰ですか?」
「くっ、反論できない・・・」
「もう、本当に注意してくださいよ」
車から離れ、近場の薬草の密生地に向かう
草を採集しながら、あることを思い出す
「そういえば、このポーチ武器が入ってるって言ってなかったか?」
どうやって使うんだ?
えーっと・・・聞いた覚えがないな・・・
そもそも何が入ってるんだろう?
すごく軽いよな・・・ 空じゃないのか?
「・・・武器でろ」
ドサドサドサ・・・
なんかでた・・・
えーっと大ぶりなナイフが二振り、ハンドガンが一丁、サブマシンガン?が一丁?
と予備の弾薬、弾倉が沢山・・・
そもそも銃なんて使い方知らないな・・・
「マサキさん、こんなところで武器を広げてどうしたんですか?」
やってきたホムラが聞いてくる
「・・・ホムラさん、ポーチの使い方聞いた覚えがないんだけど?」
「・・・あれ?・・・そういえば教えた記憶がないですね」
「銃も使い方なんて知らないよ・・・」
「その銃器、マサキさんにいた国の軍隊の制式武器ですよ?」
「いや、自○隊は志願制だし日本は銃の所持は禁止されてるから、普通の日本人は銃なんて使ったことないよ・・・」
「そうなんですか?じゃあ今から教えますね」
それからみっちりポーチや銃器の使い方を教えてもらった
「今、気づいたんだけど・・・これをもっと早く教えてくれてれば、昨日死に掛けなくて済んだんじゃ・・・」
「あははは・・・」
「笑ってごまかせると思うなよ・・・」
「ご、ごめんなさい ゆるし・・・て」
森の中でめちゃくちゃエッチした
だらしない顔をしたホムラが
「・・・マサキさん、もっと・・・」
と、うわ言のようにつぶやく
罰になってないな