タケシ君の新しい仲間
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「ミリーさん 薬草引き取って欲しいんですけど」
ギルドの受付のキツネ獣人のお姉さんの前に薬草の束を置く
「あら、「はぐれ雲」のタケシくんじゃない 久しぶりね」
それを聞いたギルド内部が一瞬ざわめいた
「今日はアリアちゃんとヒトミちゃんだけ?」
「いや、エウもいるっす」
アリアさんの後ろに隠れていたエウリアが顔を出して、ミリーさんにおじぎした
「あらー えらいわね ご褒美にこれあげるわ」
彼女が差し出した飴玉を貰ったエウリアは
「ありがと おねえちゃん」
ミリーさんはエウリアに微笑みながら
「じゃあ、薬草3束で銀貨9枚とギルドカードね あと、今回の依頼達成でFからEになったわよ おめでとう」
「「「ありがとうございます」」」
三人でお礼を言って頭を下げる
「それで、今日は三人だけなの?小夜ちゃんやアルフェリオちゃんは?」
「俺ら、マサキさんに別行動を許してもらえたんです」
「そうなの?これからタイヘンね 頑張るのよ」
ミリーさんに頭をなでられる
「ミリーさぁん、やめてくださいよ それじゃあ失礼します また来ます」
「行ってらっしゃい 気を付けるのよぉ」
「おねえちゃーん ばいばーい」
エウリアの振る手にミリーさんも手を振ってくれていた
ギルドを出て屋台で肉串を4本買って昼食にすることにした
「ほらよ 銀貨一枚と大銅貨2枚だ」
「ありがとうございます」
ヒトミが革袋からお金を払い、肉串を受け取る
「ありがとよ また来とくれよ」
「はい」
中央広場のベンチに4人並んで座り、ポーチから水筒を出して人数分に分けると食べ始める
「エウ、口の周りベタベタだぞw」
「エウリアさん こっちむいて」
アリアさんがエウリアの口の周りを拭いてやる
「タケシくんもだよ」
ヒトミが俺の口の周りを拭いてくれる
「お、おう ありがとう」
「もう、世話がかかるんだから♪」
食事を済ますと路地に入り、人目がないのを確認してポーチから軽キャンパーを出す
「じゃあ、タケシくんヒトミちゃん 私達、マサキさんの所に帰るから」
「うん 新しいクエストを受けたら連絡するよ」
「わかった よろしくね」
アリアさんが異界居住区のドアを開けて入る
「タケちゃん、ヒトミちゃん ばいばーい」
ドアに入って行くエウリアが手を振るので
「エウリアちゃん、ばいばーい」
ヒトミも手を振って送った
さて、俺たちも行くか・・・
リュックを背負い、車をポーチに仕舞うと・・・
いきなり声をかけられる
「・・・すごいね マジックボックス?」
ポーチからハンドガンを取出し、声のした方に向けると、そこには俺たちと同じ年くらいのネコ耳と、いかにも魔法使いと言う格好をした女がいた
「だれだ?おまえら・・・」
「え?何かまずかった?」
「いや いい 別にみられて困るもんじゃない なんか用か?」
ハンドガンをしまう
「あんたたちもEランクなんでしょ?ウチらとパーティー組まない?」
「先に名乗れよ 俺はタケシ コイツはヒトミだ」
ヒトミはサブマシンガンを向けたまま軽く会釈をする
茶髪のネコ耳が
「ウチはニア」
魔法使いはツバ広のとんがり帽子を脱ぐと
「ボクはリリーだよ」
ピンク髪で結構可愛い
「で、どうして俺らと組みたいんだ?理由があるんだろ?」
「別にないよ シーフと魔法使いじゃ大変だから仲間がほしいだけ」
「ふーん マア良いや しばらくお試し期間で組んで見よう」
「ほんとうに?」
「ああ、だけど裏切ったら絶対許さないぞ」
「タケシくんがいいならいいよ よろしくね」
ヒトミはサブマシンガンをポーチに仕舞う
「じゃあ、簡単に自己紹介しようか 俺はタケシ 一応ソードマンかな」
「私はガンナー・・・じゃなくてアーチャーのヒトミです」
ヒトミはペコッと頭を下げる
「ウチはニア 見ての通りシーフ」
褐色の肌に勝気そうな釣り目、顔は幼さがあるがまあまあ美人 スリムな身体つき、胸はない
「ボクはリリー スペルユーザー 得意呪文は火と風」
腰まで伸ばした髪にボーっとしてるけど可愛い顔 柔らかめな身体つき、胸は結構大きい
「で、お前らどんなクエスト受けてるの?」
ニアに聞いてみる
「草原にツノブタ狩りに行こうと思ってたんだけど・・・」
「それって、お金になるの?」
「獲れれば、4人で一週間位宿屋に泊ってご飯食べれる」
リリーが言った と同時に二人のお腹が鳴る
「・・・なんだ?お前らお腹すいてるの?」
「実は、昨日から何も食べてない・・・」
「ここの所、狩りがうまくいかなくて・・・」
「ヒトミ 肉串2本買ってきてくれ」
昼食を取った広場に出て、樹の下にシートを引き4人ですわり、二人に肉串を一本づつ渡す
「喰えよ おごってやる」
「ありがとー」
ヒトミは水筒と紙コップを4つ出して注ぎ、一杯づつおいてくれる
「それで話は変わるけど、実はもう一人仲間がいるんだよ 呼んでいいか?」
「あの小さい子連れたお姉さんでしょ? 良いよ」
「うん 仲間は多い方が良い」
「じゃあ、呼んでくるから」
「ヒトミ 11時の方向600m」
スコープを覗きながらヒトミに指示する
「ねえ、何して「パシュ」るの?」
「何?今の音・・・」
「よし ヒット アリアさん回収頼みます」
「はい ニアさん、リリーさん 行きますよ」
宿屋の一階の食堂で5人で料理を囲む
「「「「「かんぱーい」」」」」
「すごいね 30分でツノブタ二匹も獲れるなんて」
ニアが興奮気味に話してくる
「ヒトミのアレ なんて言う武器?」
リリーが興味深そうに聞いてきたので
「あれは銃って言う武器だ 遠くの敵を倒すための武器だよ」
「ふーん 近くじゃ使えないんだ・・・」
「これで、しばらくお金には困らないだろ 明日から薬草採集手伝ってくれよ」
「う、うん いいよ」
夜の宿屋の一室
「リリー、逃げるよ」
「でも、裏切ったら許さないってタケシ言ってたよ?」
リリーが不安そうに聞いている
「薬草採りなんて面倒なこと付き合ってらんないっての」
「う、うん」
部屋のドアを開ける二人 そこにいたのはタケシと銀髪・赤眼の少女だった
「よお、どこいくんだ? 裏切ったら許さないって言ったよな ホムラ様、お願いします」
翌朝
「よお、気分はどうだ?」
部屋でベットに座る二人に声をかける
「ひどいよ 奴隷にするなんて・・・」
「ひどいのはお前らだろ?まさか現金どころかポーチまで持ち逃げするとは思わんかったわ」
「くっ・・・」
「お前ら、今日から犯罪奴隷だからな 今度なんかやったら奴隷商に売り飛ばすぞ」
「ひっ それだけは・・・」
女の犯罪奴隷は奴隷商に売られると酷い事になるらしい
なんでも、鉱山に送られて死ぬまで犯されるとか・・・
ところで、犯されるってなにされるんだ?
「タケシくん あんまり苛めちゃだめだよ」
「俺はマサキさんほど優しくないからな 死なない程度にこき使ってやる」
「二人とも心配しなくても大丈夫 タケシくん、ヘタレで口だけだから」
ヒトミ、俺を下げるのはやめろ
「あの昨晩の怖い人とアリアさんは?」
「帰ったよ あとで色々教えるけど裏切ったら俺じゃなくて、ホムラ様にひどい目に遭わされるからな 本当に気をつけろよ」
二人はヒトミの方を見る
「うん、それは否定できない かばう事も出来ないから・・・」
マジでやめてくれよ 巻き添えはごめんだからな




