表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
8/23

談話室

その後、結局寝れるわけもなく。

食堂でご飯を食べ、寮の中を徘徊していた。


「あれ、あそこ…」


ふと、灯りのついた部屋を見つけた。

覗いてみると、中にいた人影__葉月先生と目が合う

ガラガラ、と扉を開けられた。


「やあ少年クン」


「あ…どうも…あの、一応悠って名前あるんすけど…」


「桜が少年と呼んだから皆移ってしまったんだねえ」


すまないねえ、うちの桜が…と葉月先生。

その割には顔、楽しそうなんすけど…。


「あの、葉月先生はここの先生…なんすか」


「うん?うーん」


葉月先生は苦笑する。


「僕は正確には教師じゃないよ。監督生ってやつでね、年齢は18だ。」


そうなのか。先生のようにしっかりしているように映っていたし、皆もそのように慕っているのは確かだったようだが…。


「それより少年クン、皆の能力については教わったかな」


「あ…はい、一応…」


ふむ、なるほどねえ、と葉月先生。


「じゃあ中に入りなさい。僕が色々教えるよ」


「は、はい…」


中にはあの猫耳の子もいた。


「ちょっとセンセー、そいつ邪魔」


「こらやめなさい葵」


邪魔…。中々の言いようである。


「さて、と」


こちらの椅子においで、と誘導してくれた。


「桜の説明は幾分かあやふやだったろう。詳しいことは僕に聞くといい」


桜さんの説明…?普通にしっかりしていた気がするんだが…。


「と、言うわけで」


どんな説明を受けるのだろう。ごくりと息を飲む。


「アイスブレイクだ。ババ抜きをやろう」


「はい……!……へ?」





「やったね、僕の抜けがちだあ」


「ご、5連敗……」


ババ抜きのカードを見る。なにか間違ってるんじゃないか……?


「ショーネン」


「はいっ…!」


猫耳…葵さんに話しかけられてびっくりしたものの、しっかりと相槌を打つ。


「あたしたちに勝とうって、それほんと時間の無駄。あたしたちの権能、覚えてないの」


権能…?あっ…!


「鏡の権能…?」


「そ。センセーの権能、鏡は人を映す鏡がコンセプト。よって主にカウンター魔法として使われるけど、このセンセーは普通に『鏡』として使ってるわけ。読まれるに決まってんじゃん」


そ、そうですね…厳しいな…。


「葵だって水の権能を応用して透視していただろう?全くいつの間にできるようになったんだい」


透視!?

そんなこともありなのか…!?


「関係ないし。ショーネン」


「は、はいっ!」


「もう一試合。やろーよ」


え、えと…透視と鏡に挟まれながら、すか…?


「じゃあ今夜は少年クンが勝てるまでやろうか」


「えっ…!?」


む、無理ですってば…!


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ