俺と葛城と白いケモノ~パイロット版~
俺と葛城が出会ったのは中2の時。
転校生の俺は、学校中の者が一目置いてる様子の葛城の存在が不思議だった。
俺にはなんだかそれがイジメに見えて、同じことをするよう強要されてる気がして、気にくわなかった。
元来天邪鬼な俺はむしろ積極的に葛城と友達になるよう動いて、見事親友の座を獲得したのだった。
葛城が犬神憑きの家の者だと知ったのは、そのあとのこと。
当主の息子の葛城は霊感少年で、見えないものを視る力を持っていた。そして不思議な術も使えることで、葛城は一躍俺達のヒーローになった。
俺達は葛城と一緒にいろんな訳ありの場所へ行くようになった。葛城がいるならきっと大丈夫と、高をくくっていたのだ。
あの時までは。
俺達は引き際を見誤った。図に乗っていた。葛城は止めようとしてくれていたのに……。
その結果、俺達は考えられる限り最悪の結末を迎えることになったのだ。
※こちらは「第25回書き出し祭り」に投稿した作品となります。
※続きは未定です。
転校生の俺は、学校中の者が一目置いてる様子の葛城の存在が不思議だった。
俺にはなんだかそれがイジメに見えて、同じことをするよう強要されてる気がして、気にくわなかった。
元来天邪鬼な俺はむしろ積極的に葛城と友達になるよう動いて、見事親友の座を獲得したのだった。
葛城が犬神憑きの家の者だと知ったのは、そのあとのこと。
当主の息子の葛城は霊感少年で、見えないものを視る力を持っていた。そして不思議な術も使えることで、葛城は一躍俺達のヒーローになった。
俺達は葛城と一緒にいろんな訳ありの場所へ行くようになった。葛城がいるならきっと大丈夫と、高をくくっていたのだ。
あの時までは。
俺達は引き際を見誤った。図に乗っていた。葛城は止めようとしてくれていたのに……。
その結果、俺達は考えられる限り最悪の結末を迎えることになったのだ。
※こちらは「第25回書き出し祭り」に投稿した作品となります。
※続きは未定です。
序
2025/09/28 19:54