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冬の目覚め

作者: 美桜四季

こんにちは、美桜四季です。タイトルにもある通り秋がどっか行って、もう完全に冬ですよね。

寒すぎます…

まぁそんなことどうでもいいんで、置いといて。

クリスマスも後やく、一月ということで皆さんは誰と過ごすんですか?もちろん一人か、家族とですよね!えっ?彼氏?彼女?〇ね!そんなやついらん!

チャラチャラするな!まじめに生きろ!

 朝、かすかに目覚ましの音が聞こえ、ゆっくりとまぶたを開ける。

それでも、この寒さだ布団を離れたくないというか、離してくれない。

それでも起きないといけない。仕事にいかねばならん。朝のけだるさを振り払い、バッと布団をはぐ。

めちゃくちゃ寒い。このままだと死ぬ…

急いでエアコンをつける。夜の間は布団であったかいからエアコンは付けてないのだが、朝がつらいな。これからはエアコンつけてねよ…

朝の情報収集はテレビで行う。ネットニュースなんかも見るけど、最近は専らテレビだ 。歯をみがいたりしてても音で聞こえるし、情報が正しいし、いいことが多い。ネットニュースはたまに変なこと書いてあるからね。

 しっかりと服を整え、自宅に鍵をかけ、自転車で出かける。

手袋をしていないと、恐らくこの気温の中自転車に乗るのは、手が終わっていただろう。今日はいつもよりも家を早く出たので、奇跡的に信号に一回しか捕まらなかった。早起きは三文の徳と言うが本当だ

 いつもよりも早くに駅舎に着いた、今日はいつもの方面とは逆のホームに向かう。先方へ直接確認に向かうことがあるのだ。

気が重い、少し時間が早いから人が少なく、席に座れていいものの先方との会話は一言一言が重くて、発言するだけで、胃が痛くなってくるような感じがする…

 行きたくなくても、電車は非情に、行きたくない場所へと向かっていく。流れゆく車窓を見るが、徐々に建物が少なくなっていき、自分が住んでいる場所に比べたら田舎になっていく。先方の会社は近くにコンビニもなければ自販機もないので、本当に田舎でアクセスが悪いところにある。駅から3㎞近く離れているので、歩いていくのは非常に骨が折れる。

 生憎、電車は目的地である駅についてしまった。電車から降りる、少し寒い。温かい電車に乗っていたからというのもあるのだろうが、多分北の方に来て気温も少し下がっているだろう。と言っても7駅間ほどだが。

 ここから歩いていくのか、面倒だな。まぁでもゆっくり歩いていけばいいか…

と、駐車場の方に手を振っている人がいる。自分に振っているのだろうか、いやそんなことはないきっと自分ではない、と思ったのもつかの間完全に自分の名前を呼んでいる。

何で自分の名前知ってるんだ?

よく見てみると、商用車に先方の名前が刻まれていた。

呼ばれているのだから、近づく。

 どうやら、前回あいさつしに来た時に、かなり汗をかいていたのを見てこの距離を歩かせるのはかわいそうだろうということで、迎えに来てくれた。とてもありがたい。

 もうすっかりと日も昇り、目覚めた時から2時間近くたったが、今日初めて人の温かさに触れ、自分の今までのいやなことが一蹴された。仕事に無邪気に前向きにむやみやたらに、突き進んでいた入社したての頃を思い出した、その時自分の眠っていた、仕事に対してのモチベーションが目覚めた。

冬のころ、入社した時の自分の心が

こんにちは、仕事というものは非常に大変ですね。もうやめたいけど、やめたら死ぬのでやるんだというモチベーションだったのが、とある日、とある人に会ってあの頃の記憶を思い出したんです。

なぜでしょうね?多分、迎えに来た人が若かったから?知らんけど…

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