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9/9

「いきなり」

白組の守備位置のアナウンスが終了し、紅組の攻撃が始まる。


『1番ショート青砥くん』

右投げ右打ちのキャプテンは俊足好打のようだ。

その割には構えが大きい。


白組の投手は主戦の(さかえ)

MAX125kmの本格派右腕で

体を大きく使う迫力あるフォームだ。


監督からのプレイの声で1回裏がスタートする。


まず栄が投げた1球目はアウトローにズバッと決まる。


「マジか」

思わず青砥はその球にびっくりする。


1ストライク。


2球目はタイミングをずらすカーブ。

2ストライク。


「いいぞ!!」

内野手から栄に声がかかる。


3球目。

ここは1球インコース高めのボールを投げてもいいところだ。

しかしバッテリーは3球勝負を選択。

流れをつかみたいと判断した結果だ。


栄が投げた3球目は初級と同じアウトロー。

まったく同じコースに栄のコントロールが光る。


キャッチャーも文句ない球に三振を確信する。


すると遅れてバットを出した青砥。

そのスイングスピードはもの凄かった。

栄が投げた球をバットに当てると流し打つ。

当たった球はぐんぐんと伸びそのまま、ライトスタンドに入っていった。


『ホームラ~ン!!先制は紅組~

青砥くんの先制ホームランです!!』


見上げた栄はいくら思い出しても自分の野球人生であの球をホームランされたことはなかったのだった。

少しでも面白いと思っていただけたら、ブックマーク・評価宜しくお願いします!!

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