表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
3/9

「顔合わせ」

今回集まった森川を含めた15名が野球推薦で桜陽高校に入学したメンバーになる。

この他に希望者がいれば一般生徒からの野球部入部も可能であり、

事実この後に入部した一般生徒は10名程度になる。


森川は空いている席を見つけ座るとちょうど扉が開き、

顧問である教師が入室してきた。

身長180cmの長身でメガネをかけたイケメンだった。


「みなさん、こんにちは。

これから3年間野球部の顧問として関わる水原です。

監督は1週間後に日本に帰国する予定なので、その時に紹介します。

またここにいる皆さん以外にもメンバーはいますのでそちらも後日紹介します。」

顧問である水原はそれに付け加える形で、明日からの1週間は

監督から指示があった練習メニューを代理で監督すると告げ、解散とした。


「君はなんでこの学校に来たの?」

森川は隣に座っていた坊主頭の同級生に突然話かけられた。

一瞬驚いていると彼は何かに気づいたように話を続ける。


「あ~ごめん。

僕は、林。林守(はやしまもる)って言います。

君は?」


「俺は、森川祐樹。

よろしく」

森川も名乗り返す。


「それでなんでこの学校に来たの?」

林は改めて聞いてきた。


森川はなんて答えようか迷った末に

「新設校で野球するなんて楽しいかなってさ」

なんか適当に答えてしまった。


「そっか。

まぁ俺は女子ばっかの高校に行ってみたかったんだよな~」

林の動機は森川のその答えよりもずっといい加減だった。


「じゃあ明日から練習始まるからよろしく」

そう言うと林は部屋を出て行った。


不思議なやつだな。


周りを見渡すと

他の生徒も林の後を追うように各々ミーティング室からいなくなった。


「俺も帰ろう」

森川もそれに続くように部屋を出た。

桜陽高校入学初日は、あっという間に終わっていった。

少しでも面白いと思っていただけたら、ブックマーク・評価宜しくお願いします!!

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ