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ある者は自由であることに気が付いた
とあるところにそいつがはいた。そいつはよく似た奴と全く違う奴とともに長い期間を過ごした。
オレは他の似た姿のヤツと比べてもアタマがいい、それは記憶がはっきりしてきたころには気が付いていた。他のヤツはマネばかりする、しかしオレはマネの意味を理解していた。だからマネ以外をするのはキケンだと言うことも察しがついたから他のヤツと同じようにマネを続けた。幸いソレしていれば食うには困らなかったからだ。
いつからかアイツ等がいなくなった。そして他のヤツもドコかへ行ったか死んでいった。だからオレは自由に生きていくことに決めた、だがオレは食べていく方法が分からない、今までにアイツ等にもらっていたから、だからオレは残っているものを食べるぐらいしかなかった。
どれぐらいの時間がたったのだろうか。オレは気が付いた。以前のカンケイをまた作ればいいのだ。がんばればすぐに見つかるだろう。たとえアイテが見つからなくても、何もせずに過ごすよりも余程イイ。
オレはすぐにアイテを探すことにした。