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人のいないこの星で  作者: K.タロー
一章 一人と一羽と一体と
11/19

人の名を見た鳥型

文章のバランス調整難しいですね。本来は前回の部分につけるはずの内容でした。

「ロックの解除ができましたホーンさん」面白いものを見せてくれるという言葉を受けロックの解除を待っていたホーン。

「そうか、なら進んでみよう。」ホーンはそういうと解除された鉄のドアを通り廊下を歩いてゆく。そのあとをアダムが続き、鳥型はアダムの上に乗り共に進んでいく。


「ホーン・・・ホーン、ホーン?」しばらく進んだ中で鳥型はアダムの上でぶつぶつとホーンの名前をつぶやく始めた。

「どうした。急につぶやきだして?」急に名前を何度もつぶやかれたことに奇妙な感覚を覚えながらホーンはなぜ名前を呼ぶのかという気持ちを持ち鳥型に尋ねる。

「アレかホーン、ホーンは名前か?」

「ああ、そうか名前か。お前は誰かに名付けられたことはあるのか?」鳥型の言葉から名前がないことを察しながらも念のための確認を行うホーン。

「いや、ナイ。オマエにあってオレにないのはおかしい、名前ヨコセ。」

「よろしければ私がなずけましょうか?ホーンさんの名前も私が付けましたし。」

「そうだなせっかくならこいつに付けてもらえよ。」名づけなど自分にはできるはずもないと内心思っていたため、アダムの反応に安心しつつアダムに名前を付けてもらうようにホーンは鳥型に促した。

「なら頼む。イイ名前つけろ。」

アダムはホーンに名前を付けようとした時と同じように鳥型の身体を全体を見つめる。

「あなたは鳥の変異体ですが流暢な言葉を話されるようで、であればトークとおよびしてもよろしいですか。」

「トーク?話すコトか、イイ名前だ。」

「俺はよくわからないがそれはいい名前なのか?」

「名前はそのものを表すモノだ。話す鳥、ワカリやすい。」

ホーンは鳥型は名前というものにいろいろと考えているものだと思った。事実としてホーンは名前の大切さというものを感じていなかったが反して“トーク”は名前というものにいろいろと考えていたようで、アダムに名付けられた名前をとても気に入ったようだった。


そのような会話を経て間もなく廊下の終わりにつく。

「少々お待ちください」とアダムは廊下の終わりの扉の横の端末を操作する。そこから間もなくきしむ音とともにゆっくりと扉が開いていく。三人は門を通り中に入っていくのだった。



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