第4話 別の世界に逃避行? (4)
「あのさ、フレイヤ?」
「はぁ~い、なぁ~に、あなた?」
「先程の俺の君への問い掛け、なんだけれども……」
「えっ? あああ、そういえば、あなた。私に何かを尋ねていましたね?」
ありゃま、どうも家のカミさん、俺が尋ねていた事をすっかり忘れているようだね。俺に甘え過ぎて。
まあ、仕方がない事かな?
だってフレイヤの話しによると。俺に甘えるのは、遠い遠い昔の神話の時代からみたいだから。
「……うっ、うん、えっ、えとね……。先程から、警察や機動隊のおじさん達が撃ってくる鉄砲の弾が痛いから。取り敢えずは、ここから逃げた方がいいんじゃないのかな?」
俺さ、こんな感じで家のカミさんに告げたんだよ。
だって先程から夫婦仲良く、『チュチュ』と、キスを交わしたりして、お互い仲良く甘えて、愛を確かめあっているのに。
どうしてもさ、大人という奴は、若い?
『……ん? どうなんだろう?』
まあ、いいか、取り敢えず話しは置いておいてと……。
まあ、とにかくね。大人という輩達は、若い者達の事を理解できないから。邪魔をするんだよ。こんな風に……。
「けっ、けしからん! わしらの目の前でイチャイチャ戯れるとは。わしらを舐めているようにしか見えん……。こ、攻撃だ──撃て! 撃て! 撃て──!」
と、先程の同じように。爆竹花火に良く似た音が響き渡る。『バン! バン! バン!』と、なり終えたら。俺達の体から弾かれて音が『カンカンカン』と、辺りの物に当たったり、地面に落ちる音がキリも無いぐらいに聞こえるんだよ。
だからね、どう述べたら良いのだろうか?
人の目と鉄砲の弾が気になって、仕方がない俺だから。ついついと、大きくなっても直ぐに萎れるから。家のカミさんには、無理だよ。無理。今は無理だよと答えたの。
するとさ、家のカミさんは『シュン』としたから。諦めたと思っていたんだけど。直ぐにさ、こんな感じで甘えてくるし。俺としても自分の妻の妖艶な姿や喜悦の声を他人に聞かれたくはないから。警察や機動隊のおじさん達が何とかならないかと尋ねたんだよ。




