第4話 別の世界に逃避行? (1)
「未確認生物に向けて──皆一斉に攻撃を始めろ。撃て──」
「「「はい──」」」
〈パン! パン! パン!〉
〈ドヒュ──ン! ドヒュ──ン!〉
〈カンカンカン……〉
『……ん? なに?』と、思っていたら。
一人の男性の覇気のある声が終わると、何故だか沢山の者達の返事が聞こえてきた。すると後には、辺り一面に、響きわたるよ──、火薬の爆発音と小さな鉄の玉が弾ける音が、それも多々聞こえ響いてくる。
だからさ、俺は。
「いて、いて、いてぇ、ててててててっ! フレイヤ、大丈夫か?」
と、カミさんに言葉を掛けた。
「はっ、はい、あなた大丈夫ですよ……(ポッ)」
まあ、こんな感じで、余り気にした様子もなく俺の胸に甘えているよ。(エヘ♪)
と、まあ、俺達夫婦のラブラブは取り敢えずは置いておいて。実はね、俺は先程家ののカミさんと約束した。一生掛けて守ってやると述べた通り、敵の攻撃を俺の体で壁になって守っているんだ。
実はね、先程から俺が危惧していた通りに本当に表れたんだ。警察と機動隊とが。だから不味いなと思っていると。今の通りだよ。
行き成りさ、有無も言わせず、いきなり銃を発砲──。一斉射撃に雨霰といった感じだよね。
『ううう……クソ……』
これからは、俺達夫婦は、仲良く子作りをして……ではなくて、夫婦仲良く寄り添って静かに暮らしていこうと思っていたのに。
う~ん、とにかく俺達夫婦は逃げそびれたようだ。ついついと、この世のモノではない。極上の極楽浄土を味わい堪能したら。一度で収まり付かなくなり枯れるまで、奥様とイチャイチャと戯れを堪能していたら。逃げそびれた訳なのだ。(エッヘン!)
まあ、少し、痛いけれど。取り敢えずは俺の大事な宝物を自身の体を張って守っているよ。だってさ、言っては悪いけれど。俺の御自慢のカミさんは、美の女神フレイヤだから。宝石よりも、綺麗な肢体をしているんだよ。本当にさ、涎が出そうなぐらい。
それにこの美しい肢体を一度でも味わうと、もうダメ、忘れられないぐらいだよ。
だからもう誰にも渡さないし、触れさせもしない。これはもう俺個人のモノだ。
『神? くるなら、きてみろだ!』皆殺しにしてやる。絶対に俺の女房は誰にも渡さないよ。
だって俺もガキなのは皆さんも知っているとは思うが?
まだ大人になりきれない俺は、やはりカミさんの昔話しは聞きたくないから。先程フレイヤが俺に守って欲しいの意味と内容を告げた時に。俺はね、話しを誑かして聞かないようにした。
スマートフォンでも諸説が記載されてあるから。ある程度は、内容も読んだし。俺の中にいるもう一人の俺とフレイヤの会話もなんとなくは聞いたから。
それにもう一人の俺は、その話しをしていた時に心の中で泣いていたのが。心の中にいる俺には、聞こえて分かったよ。鳴き声がと悔しい……。
そして天界の神々を恨む呪いの言葉が聞こえてきた。
だからね、今度は夫婦仲良く、子作りをしながら平和に暮らす為に俺が、フレイヤを命掛けで守ってやるんだと心に決めたんだ。
だから気合を入れて、警察や機動隊の攻撃からカミさんを守るよ。




