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25話

「ダークエンジェル!!正義の鉄槌を下してやる」

「そうはさせないっ!」

攻撃をかわし、ダークエンジェルは鞭を振るいながら距離をとる。

すかさず、ホワイトエンジェルが攻撃を仕掛けてきたところ、

「うぅぅ…」

さっきまで倒れていた人たちが目を覚まし始めていた。

「ぅがぁぁぁ」

ホワイトエンジェルとダークエンジェルめがけて襲い掛かった。

「邪魔だぁぁ!」

ホワイトエンジェルが剣を振りかざすことをダークエンジェルは黙ってはいなかった。

「何をする…」

鞭がホワイトエンジェルに巻き付いた。

「この人たちは薬でこんなになってるけど、悪い人じゃないわ」

「いいや、違う!!薬で侵された悪だ!」

ホワイトエンジェルが鞭を振りほどいた時、スプリンクラーが作動した。

「な…なんだこれは!!」

スプリンクラーを浴びた人はみるみる我を取り戻していた。

「ダークエンジェル!!」

ピュアブラックが駆け付けた。

「あんた、ケガしてるじゃない!」

ホワイトエンジェルとの乱闘の時に、剣が腕にかすっていた。

「お前が無事なら大丈夫だ」

ピュアブラックの微笑んだ顔に、なぜか見覚えがあった。


「だれか助けてぇー」

山で遊んでいたら滑り落ちて、雨の中で幼い春奈は泣きじゃくっていた。

「だいじょうぶ?いまたすけるから!」

そう言って、泥だらけになって助けにきた男の子がいた。

「ごめんね、私のせいでケガさせちゃった…」

「泣かないで、君が無事なら大丈夫だよ」

そういって、春奈より少し背が低い男の子は頬に切り傷ができていても笑って答えた。


「…まさか…」

「ん?どした?」

ピュアブラックの顔にあの男の子の顔を重ねた。

「ふっ…ピュアブラック、退散よ!」

「おうよ!!あとは任せたぞ!北山!!」

「了解っす!写真部の名に懸けて!!」

そういって北山は探索道具である聖水が入っていた水鉄砲に解毒剤を混ぜて、スプリンクラーで解毒できなかった人達に発射していた。

(聖水て…除霊道具やんか…)

幽霊を愛するはずの写真部がなぜエクソシストばりの道具を持っているのか柴晃は疑問に思った。




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