表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

運命的ドロップ

作者: ななたい

小説の書き方とか全然知らないど素人が暇すぎて妄想してできたものです

運が悪かったのか間が悪かったのか

どこが悪かったのかわからない


強いて言うなら俺が悪かった

というのと

初めからやらなければ良かった

というのだけはわかる。


そう、後悔している。


まことに恐縮なのだが俺はただの人間だ

未来予知や強運などという属性は持ち合わせていない

持っていたら今、後悔なんてしないのに…。

今この状況を見る限り

俺の属性は『トラブルメーカー』

そしてそこの『あの子』の属性は『不幸』

といったところだろう。


俺のような凡人ができることは

反省だ。次の教訓にする。それしかない。

だから反省だ、ふり返ろう


ーーーーーーーーー


そうだな、そう、ほんの少し前のことだ。

ものの10分もかからない出来事


俺は学校からの帰宅途中電車に揺られ寝てしまった。

本当に寝心地が良かった

電車を使った快眠施設なんてものがあったらみんな喜ぶんじゃないのかなー


気持ちよく寝ている俺の肩に温かみを感じる

そこから出来事が始まるのだ




アナウンスがなっている

どうやら寝過ごしてないらしい

と、安心して温かみのある肩の方を見ると

女の子が1人もたれかかっていた


もちろんビックリはした。

が、しかし俺はそのまま寝たふりをすることにした

何もしないことこそ何も生まない

友情も恋もトラブルも

そこはわかっていた。いたつもりだ。


と、いつも通りの対応の正当性を自分の中で再確認していると女の子が飛び起きてスタコラとドアに向かっていった。


まじまじと見ていないから顔もわからなかった

わかったのは俺と同じ学校制服っていうのと

いい匂いがしただった。


まぁ同じ学校の制服の男女が寄りかかって寝てるなんて周りから見たらカップルと見るだろう、同じ学校のやつに見られたら尚更大変だ、何を言われるかわからないあの子の行動は正しい


寝ていた時間も気になるところだしスマフォに視線を落とすと、さっきまで彼女にいた席にスマフォがあった。


もちろん俺のではない

そしてもちろん彼女のだろう


どうするか?


悩み始めたときドアが開いた


多分ここが分かれ道だったんだろう

俺はこのままスルーすべきだったんだ

結果論だが何もしないことこそ何も生まない

さっき再確認したばずだ

駅員さんにでも渡してそそくさ帰れば良かったのだ

その方がうまくいったはず


だが俺は親切にもそのスマフォを届けようとした


走れば間に合うかもしれない

スマフォがなかったら大変かもしれない

というか大変だ、スマフォ現代社会には欠かせない


そんな心理が働いたのだろう

結構悩んだ末に、ドアがギリギリ閉まる前に車内から出てあの子を捜す


いないいないいないいない、いた!


結構遠いぞ?!どんだけ恥ずかしかったんだ?

走って追いかけた

逃げるように歩くあの子は改札へ

人もいないし猛ダッシュをした

もう止まれない

このまま改札に突っ込んだら開閉部に激突するかもしれない!どのくらいで開くんだろうか…?

こうなったら改札を飛び越えるしかない

華麗にちゃんとSuicaもかざして通ってみせるぜ!

その後は…


その後は?


考えていなかった。

スピードはもう落とせない!やるしかない!

とりあえず、すいません!と声をかけよう


猛ダッシュで改札に突っ込み改札機に手をつき足高く上げる、ついでにSuicaも華麗かざす


完璧だ!


後はスタッと着地して


ゴスッ グェ


ゴスッ?なんだこと音は?

グェ?なんの鳴き声だ?


スタッ ドシャ


俺の華麗な着地に対して汚い音が混ざっている

目の前には倒れているあの子


イメージと違った。


ーーーーーーーーー


そう反省するなら相手の挙動を見ていなかった。

見れてなかった。華麗な改札捌きに必死なり

見れてなかった。

改札を出たときあの子は立ち止まっていたんだ

多分スマフォを確認しようとしたんだろう

そこで、ないことに気づいたんだろう


本当に悪かった。

かみ合ったというべきか。

かみ合いは悪くなかった。


改札出てすぐ止まるのもどうかと思うが…

これは俺のせいなのか、あの子が運が悪いのか

間が悪かったのかわからない


ただ言えるのは改札前で女の子にドロップキックした俺は少なからず悪いんだということ。


そういえばまだ言っていなかった


はやく言わないと


すいません!

妄想なので続かないです、多分。ありがとうございました。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ