分断世界の欠片達《フラグメンツ》
エルム・カーバインはパロール地区上級学校の2年生。ハードな学校生活に今日もぼやいてみたり、幼馴染みにからかわれたり、将来についてなんとなく思い描いてみたり。特に代わり映えのない日々を過ごしていた。だが、この世界どこかズレている。どこを見渡しても目に飛び込んでくるのは濃淡様々な土の色のみ。本来燦燦と降り注ぐはずの太陽の光もない。そう、ここ《ナウラル》は、地下の世界なのだ。ここにいる大半の住民は、地上がどんな世界かも知らずに死んでいくという。そんな世界の体制に疑問を抱いたエルムは、ある出来事をキッカケに、仲間と共に地上の世界《アウター》を目指すべく旅に出る。その旅の途中に待ち受けている障壁は、エルムの想像を超えるものばかりだった……。
果たしてエルム達は無事目的を果たせるのだろうか?
そしてその旅の先に待っているものとは…?
果たしてエルム達は無事目的を果たせるのだろうか?
そしてその旅の先に待っているものとは…?