プロローグ-2
「ぃよーし、じゃあ始めようか。」
「その前に何か言うこと無いか?」
「お茶はまだかね?」
違うだろ、
「何故俺の家でパソコン(勿論俺の)を使う?」
お前の家で………と言おうとした所で勇士の手が俺を遮った。
「連れない事言うなよ親友。それに海斗も賛成したじゃん?焼きそばパンも買ったしさあ。」
「それとこれとは話が別だろ!」
「いやさ、俺今パソ禁止なんだよ~、だから頼む!………な?」
何がだよ……まあいつもこうなんだよな。結局いつも
「好きにしろ。」
俺が折れるんだよ………
「サンキュー海斗。大好きだぜ!」
「黙れ、あと飲み物は何でも良いよな?」
てか、ここで文句言ったら絶対殴るけどな。
「ん、OK。」
そして俺は一旦下に降りる事にした。そういや、あのサイト、やり方ってあったな………。『 』のだし方は至極簡単、『』で検索するだけ。でもそれだけじゃないんだ。この後は検索結果が0、または1になるまで同じ言葉を検索し続ける、そして1件になったら最後の締めくくりとして『 』をクリック、そうすりゃ何かが起こるんだったな。
「……誰かが俺の思考を読んでる気がする」
気のせいだよな?ま、良いや。
「どうだー?」
部屋の扉を開いて勇士に缶ジュースをパス、おおナイスキャッチ。
「わわ!ふう、投げんなよな。見ての通りだよ、進まねえって。」
「ふうん……じゃあやめる?」
「やる」
まあ、そういう奴だよ君は……
しかし、一時間繰り返しても画面はずっと一緒のまま(厳密に言うと増える一方)変わらない。そして二時間経っても変わらない。さらに三時間やっ(ry
「出ないな~。」
何かもう既にこいつ片手間だし。
「変わるか?ついでに飲み物持ってきてくれよ。」
「合点だぜ!」
よほど暇だったのか風の如く下に降りていった。
「う~ん。しかしこいつぁ中々厳しいかもなあ……。」
まず目の前で見てたから分かるが、只の連打の様な感じがした。押しまくるだけの感じ。
「きちい……。」
俺の心も折れそうだな、これwwしかし
「でた………」
<検索結果一件『 』>本当にあったのか……
「勇士が来る前にちゃちゃっと見とくか?」
いつも俺が損してるんだからな。こんぐらい良いだろ。そう思い俺は『 』にアイコンを移動させてクリックした。しかし………
「!?」
俺はそこで気を失った……
「あれー海斗~?……!あいつ逃げやがった!」
よくあるあれですな