【第1話:目覚めたら『籠手』でした】
何時間…いや何日経っただろうか…
なんとなく感覚で自分は肉体はなく道具になったのだろうと理解するには充分な時間がたった。
色々わかった事もある…
先ず声が出せない助けを呼ぼうにも何度も叫ぼうが声がでないのだ。
さらに視界には自分の意思でインターフェイスが視界に広がる事
そこには
魔道具: 禍福の籠手
形態変化スキル:運命の六階梯
スキル…運命融資(フォーチュン:ローン)
とでている。
どうやら俺は籠手に生まれ変わったらしい…
よりによって籠手…剣とか盾とかじゃなくて籠手…
零「いやいやいや…普通さ勇者ーとかスライムにーとかその辺じゃないの?籠手?ダイス?何それおいしいの?」
と心の中で愚痴を吐きながら身動きできないない状況をなんとか打破できないものかと思案していた。
さらに何日か経ち…なにやら騒がしい声?
言葉はわからないがギャーギャー騒がしい声がする
その中に人の…女性の声を俺は聞き逃さなかった!
???「いやです!…いやぁ…!!」
どうやら信じがたいが魔物に女が拉致されている状況らしい…
ガシャーンと大きな音と共に乱雑に積まれた木箱が崩れ落ちる。
視界が開けた先には見るからに今から魔物に襲われそうになっている少女が視える。
零「おい!こっちだ!俺を使え!」
と言った後声が出せない事に気づく…なんとかできないかと思った矢先視界の前にインターフェイスが現れる。
スキルの下の方に念話の文字を見つける。
前「テレパシーみたいな事か!」
神経を集中させ
零「おい!聞こえるか?ここだ!お前の足下!」
???「ふぇっ!?き、きこえます…足下…??」
零「そうだ!この籠手を腕に装着するんだ!とにかくどうなるか一か八かだが着けてみろ!」
???「は、はいっ!」
装着すると同時に視界にインターフェイスが現れる。
魔道具:クロノ・ダイス
装備者:リア
と表示される。
さらにその下に前世では絶対に見たくはない2文字
負債の文字その横にゲージが出ておりメモリは6
となっている。
零「なんかよくわからんがとりあえずコイツらを倒さないと俺もお前も終わりだ!」
リア「でも!どうすれば!?」
零「スキルはダイス・フォームとフォーチュン:ローンしかない!一か八か使ってみるか!」
零「スキル発動!ダイス・フォーム!」
と唱えると甲の部分のダイスが廻り始める。
出目は…5!スキル出目確認…フォームチェンジします。
パッとリアの手元が光だしクロノ・ダイスの形状が変わり始める。
一筋の剣に変わりリアの手元に収まる。
零「おい!リアだな!お前剣は使えるか?」
リア「は、はい!一応剣術は嗜んでます!」
零「よし!相手はなんだあれは?バケモノ?」
リア「あれはゴブリンです。低級ランクの魔物です!
リア「はぁああ!!」
とゴブリンとの間合いを詰め切る
さらにかえす刀でもう一体を仕留める。
零「へぇ…やるもんだな…」
斬られたゴブリンは塵になり小さな宝石が落ちる。
リア「はぁ…はぁ…はぁ…」
と戦闘がおわると再びガントレットにもどる。
とりあえずゴブリンの脅威を退けた1人と一個
果たしてこの先どうなるのか…




