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ユラユラ

作者: ナイン
掲載日:2020/10/20


毎日が憂鬱で嫌になる。


勉強が忙しかったり、バイトで毎回理不尽な事で怒られたり。


キラキラした、毎日が希望に満ちあふれた大学生活になると思っていた。


高校の時に憧れた大学生活。私が思い描いていたものはどこへ消えてしまったのだろう。


泣きそうになるのを堪えて。体調が悪くなりながら勉強して。


夢を叶える。これがどれだけ大変なのか身をもって知った。


辞めたいと何度考えただろうか。もう逃げ出したいと。死にたいと何度思っただろうか。


だけど、こんな私にも大切な人がいるから。私のことを信じて待っていてくれる人がいるから。


だから、今日も頑張れる。


あなたの笑顔を見たいから。あなたに褒めて欲しいから。あなたに頭を撫でて欲しいから。


私の大切な人。あなたは元気で頑張っている。あなたに負けてられない。私も、夢に向かって進み続けるんだ。


今、あなたとの距離を縮めている。


一時的な事だけど。あなたに会えるのが嬉しくて。


私の顔を見て、あなたは何て言うかな。どんな顔するかな。


昨日まで泣いていたのが、嘘みたいだ。今の私は、最高の気分。きっと、誰よりもあなたに会うのを楽しみにしている。


ずっと頑張り続けるのは辛くて。だから、少しだけお休みさせて。


あなたから元気を貰うよ。疲れた私の心を癒やして欲しい。私のことを抱き締めて欲しい。


そうしてくれたら、私もまた頑張れるから。


ポケットに入れていたスマホが震える。


あなたからのメール。もう駅に着いたらしい。


たったそれだけのメールが嬉しくて、ニヤけてしまう。


何て返信しようか。早すぎると嫌だろうか。いや、今日くらいはいいかな?


返信の内容を考えながら、私は揺られる。


快速急行に乗りながら、ガタンと右に揺られ、ゴトンと左に揺れて。


あなたに会いに行くために、ユラユラと。




【 後書き 】


「ユラユラ」という言葉、私は大好きなのです。


同じ言葉でも、場面によったり読む人によって意味合いが変わったりします。私は日本語のそういう所が大好きです。まだまだ奥が深い言語ですね。


いつか「ユラユラ」という短編を書きたいと思いながら、今日投稿させていただきました。


是非、沢山読んでくださいね。


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