ユラユラ
毎日が憂鬱で嫌になる。
勉強が忙しかったり、バイトで毎回理不尽な事で怒られたり。
キラキラした、毎日が希望に満ちあふれた大学生活になると思っていた。
高校の時に憧れた大学生活。私が思い描いていたものはどこへ消えてしまったのだろう。
泣きそうになるのを堪えて。体調が悪くなりながら勉強して。
夢を叶える。これがどれだけ大変なのか身をもって知った。
辞めたいと何度考えただろうか。もう逃げ出したいと。死にたいと何度思っただろうか。
だけど、こんな私にも大切な人がいるから。私のことを信じて待っていてくれる人がいるから。
だから、今日も頑張れる。
あなたの笑顔を見たいから。あなたに褒めて欲しいから。あなたに頭を撫でて欲しいから。
私の大切な人。あなたは元気で頑張っている。あなたに負けてられない。私も、夢に向かって進み続けるんだ。
今、あなたとの距離を縮めている。
一時的な事だけど。あなたに会えるのが嬉しくて。
私の顔を見て、あなたは何て言うかな。どんな顔するかな。
昨日まで泣いていたのが、嘘みたいだ。今の私は、最高の気分。きっと、誰よりもあなたに会うのを楽しみにしている。
ずっと頑張り続けるのは辛くて。だから、少しだけお休みさせて。
あなたから元気を貰うよ。疲れた私の心を癒やして欲しい。私のことを抱き締めて欲しい。
そうしてくれたら、私もまた頑張れるから。
ポケットに入れていたスマホが震える。
あなたからのメール。もう駅に着いたらしい。
たったそれだけのメールが嬉しくて、ニヤけてしまう。
何て返信しようか。早すぎると嫌だろうか。いや、今日くらいはいいかな?
返信の内容を考えながら、私は揺られる。
快速急行に乗りながら、ガタンと右に揺られ、ゴトンと左に揺れて。
あなたに会いに行くために、ユラユラと。
【 後書き 】
「ユラユラ」という言葉、私は大好きなのです。
同じ言葉でも、場面によったり読む人によって意味合いが変わったりします。私は日本語のそういう所が大好きです。まだまだ奥が深い言語ですね。
いつか「ユラユラ」という短編を書きたいと思いながら、今日投稿させていただきました。
是非、沢山読んでくださいね。




