表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
40/63

接続数が1万を超える

『SSSランク!?』


『ウン千万もしたってこと!?』


『やばすぎぃ』


『よし、二キのおごりで焼き肉いこうぜ!』


『お前肉な!』


『てか、新しい装備めっちゃすごそう。ガンベルトにマガジン4つも吊っている』


『さすがネオファン』


『新衣装かっこいい~。素敵、二キ様♥』


『専属のオペレーターとどういう関係なの~><』


『私も二キ様をサポートしたい~』


『ツッコミどころが多すぎて、コメント欄がカオスな件』


 今日は発表することが多いな、と影山はぼんやり考える。


「“オリハルコン”は……まあ、すごかったです」


『もはや言うのをためらうレベルの額になったか……』


『まあ、SSSのレアアイテムは億いってもおかしくはない』


『これは億超えだな……』


『二キ様、ご関係は~?』


『付き合っているの!?』


「朝日ちゃんは、えっと、昨日はじめて会いました」


「わ、私は、二キさんの配信を見て……その、とっても素敵な人だなって。精一杯サポートしたいと、そう思いました」


『メス声だな……』


『まあ、優しい、強い、かっこいいの三拍子だからね。しょうがないね』


「ででで、でも、私、髪長い時から見ていたのでっ。その時から良い人だなって思っていたから、顔目的じゃない――ううう、なんか恥ずかしいですっ」


『【速報】壁破壊二キのガチ恋勢、散る』


『いやああああ』


『ずるい~』


『二キはアイドル路線嫌だろうから、女性のオペレーターにしたのは良いと思う』


(探索者なのに、アイドル路線ってなんだ……?)


 影山が知らないだけで、歌って踊れるアイドル路線の探索者は多い。

 そしてネオファンは、アイドル路線が主流だ。


『でも二キには、推しがいるから』


(その推し本人だけどな……)


 しかしそれは言わないようにしておこう、と思った。

 今の時点でもコメント欄がカオスなのに、よりカオスになる。

 早く先に進みたいが、アプリで確認すると接続数は“10980”。

 なんと10000を開始早々に突破した。


『今更だけど、接続数10000突破おめ!』


『10000突破記念 380円』


『ガチ恋勢〇亡メシウマ記念 260円』


『まだ私は諦めない、二キ様大好き 580円』


『ネオファン専属契約記念 1000円』


『これからも応援してます! 5000円』


「え、え。ありがとうございます……」


 いまだかつて見たことのない勢いで、スパチャが流れていく。

 みるみる内に投げ込まれるお金。

 それは信じられない光景であった。

 朝日がふふふ、と微笑む。


「二キさん、さすがだね~。すっごい人気者」


 あっという間にスパチャは8万円を突破した。

 スパチャ代も30%は手数料として運営に持っていかれるも、1日の収入としては十分すぎるものだ。


「みなさん本当に、ありがとうございます……えっと、装備の説明は戦いながら。多分、朝日ちゃんがすると思うので、よろしくお願いします」


「え、私?」


「説明は苦手です」


「もう~、しょうがないなぁ、二キさん」


 賑やかな配信のスタート共に、影山はDランクダンジョンの攻略を開始した。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ