やっちまった上司
怪人と対峙したルーカス!怪異の暴走の理由も分かるのか!?最終的にレオール悪くね?の怪人少女編!
「おわっ」
反応が遅れた。急いで腕で受ける。クソ痛ぇ。
「ゲェッ、受けないでよ」
と、またハンマーを振り回してくる。攻撃を避けていると、怪異達が攻撃してきた。
「…っ」
避けられない…!どうにか受けようとすると、怪異達が全く別の場所に攻撃した。がれきが散る。
「ハア?」
「ギィャアアア」
奇声をあげる怪異を見る。
「!」
目をつむってる。
「…なるほど!コイツらは夢の中で暴れてんのか」
僕の声に少女は反応する。
「チッ、せいか~い」
舌打ちが聞こえたと思ったが、まあいい。
「お前の術が分かったなら、こっちのもんだ」
「そう簡単にうまくいくかな?」
異術-『消』
「え」
怪異の目が覚めた。そうこの術は、敵の能力を無効化するものだ。
「だからいっただろ?こっちのもんだって」
無効化するにも敵の能力が分かってないとできない。だから僕は敵の能力が悪夢を見せるものだと賭けに出た。合っててよかった。よし、敵が油断した隙に…
異術-『爆』
「ガッ」
どうやらもろに受けたらしい。煙が晴れたそこにはツノとシッポを生やした少女が立っていた。
「怪人か」
「るっさいっ」
くそっ、術が使えないと嘆いているその姿は、さっきの余裕ぶった姿とはまるで違く見えた。
「もういいっ、術が使えないなら…」
「物理で勝つまで…!」
僕はニコッと笑う。この時を待っていた。
異術-『操』
崩れていたがれきやレンガが一斉に少女のもとへと引き寄せられた。
「最悪・・・!ふざっけんな!」
と先ほどから暴言を吐いているのは怪人の少女だった。今は拘束されている。
「くっそ~、目が覚めた怪異たちも倒されちゃうしいいこと無しだよ!」
そう。この後目が覚めた怪異たちを遅れてきたロウが一発でボコったのだ。相変わらず上司は何もしなかったのだが。
「あれ~、君知ってる~。ミュータントの群れ全滅させてた子だ」
と、突如レオールが衝撃発言をした。
「知ってるんですか!?何で教えてくれなかったんですか!」
勢いあまってレオールの胸ぐらをつかむ。
「いやぁ…ねぇ?ちょっと忘れてたっていうか…そこまで興味なかったていうか…」
「興味…ない…?忘れてた…?」
「あ、やば」
レオールは急いで逃げだそうとする。が、肩をガシッとつかまれた。
「あ…あ…ロー、助けて」
「さーて、いろいろと片付けようか」
助けをねだったロウに目を逸らされてしまった。
「たーいちょう。久しぶりに本気でおしゃべりしましょうか」
別部隊の隊員があーあとみている。
「助けて!誰か!助けてぇぇ!」
と叫びながらレオールはルーカスに引きずられていった。
連行されながらその様子をみていた少女は
「・・・いいなぁ」
その顔は、寂しそうな顔をする、どこにでもいる少女の顔だった。




