いざ教師!
今日は珍しく電話がきた。といっても来たのはレオールのスマホにだが。
『ぽえわああああああ』
「何ですかこの音!?どこからですか!?」
「あ、俺だわ」
「着信音きっしょ!!」
ツッコミを入れてくるルーカスを無視し、電話に出る。
「うっすうっす!久しぶりだね!マリ!」
「どうしたの?珍しく…え~、それ俺がしなきゃダメ?何かあっても責任取れないよ?…うーん・・・暇っていったって・・・え、もうOKもらってるの!?じゃあいいよー」
「ということでー、やって来ました!怪異討伐隊員育成学園!名前クソ長いので略して討伐学園って呼ぶね」
バンッと頭を叩かれた。
「痛い!何!」
「なんで僕らまでここにいるんですか!」
「それは寂しいからだよ」
胸を張って答える。あれ、なんか引いてるな?
「まあ、とにかく!まずは俺の友人ここの学園長に挨拶いくよ!」
「お邪魔しやーす」
ノックもしないで扉を開けたレオールの頭の上にビュッとハサミが飛んできた。壁が崩れる。
隊長をみると頭抱えてプルプルしてる。
「ノックぐらいして!今お着換え中だったの!」
え、と思い反射的(!)にみると着替え途中の女の子の姿があった。
ビュッとボールペンが僕の頭に突き刺さった。
「まじ許すまじ」
「ごめんって~、ほらお詫びにマシュマロ」
「む、ましまろ・・・む~、いいよ」
と、マシュマロをほうばる。欲に弱いやつで良かった。
「挨拶してなかったか。私の名前はマリアこの学園の学園長。よろしく」
「そういえば、何で僕たち呼ばれたんですか?」
「え、レオちゃん言ってないの!?」
「あ、忘れてた~」
「報・連・相ちゃんとしろよ!」
ルーカスが叱ってくる。正論なので言い返せない。
「まあいいよ。じゃあ一から説明するね。私はレオちゃん達に臨時教師としてお願いさせてもらったの。その理由が・・・」
なにやら深刻そうな顔してる。ルーカスとメアは唾を飲む。
「その理由が!うちの成績のいい子達が言うこと聞かないのーー!」
「えー…」
「それってマズイの?」
「そのまま大人になったら礼儀も知らないクソガキになるからね。多分自分がすごいって思ってるんでしょ」
「そうなの、それで教員達が次々にやめちゃって、私も授業出てるんだけと言うこと全然聞かないの!舐められてるよ絶対!」
「それで俺たちが悪い生徒達をフルボッコにしてってことだよ。手を出さないやり方でね」
「いいわね!乗ったわ!」
「さー!ルーカス君みたいなクソガキにならないように教育し直すぞー!」
「「おー!!」」
「殴り飛ばすぞ…」
この後蹴られる上司だった。
教師って、嫌われるって言いますからね。あんな性格で嫌われないわけないですよね!




