48.エピローグ-必然、一斉に発砲が始まる-
これで完結です。読んで頂き本当にありがとうございました!
次作は「レイドライバー 16 -戦闘終結、ある女性の葛藤-」で全48話予定です
https://ncode.syosetu.com/n7590ka/
もしよろしければ、次作も読んで頂けるととても嬉しいです!
レイドライバー 1から15 をまだお読みになっていない方は、お手数ですがまずそちらをお読みになってから次作をお読みください(今作、次作ともに「シリーズもの」になります)
▼過去作はすべて作者ページからご覧になれます▼
https://mypage.syosetu.com/mypage/novellist/userid/2478453/
実は、レイドライバーシリーズの前日譚の話として、ヒューマンシリーズを寄稿しています(全て完結済みです)
ヒューマンシリーズ全3作を経て、事件が解決して時間が戻ったあとの世界で主人公が成長し、研究に手を染めてのレイドライバーシリーズへと繋がります
※もちろん、レイドライバーシリーズから読んで頂いても話は繋がりますのでご安心を※
もしよければこちらも読んで頂けるととても嬉しいです!
ヒューマン 1 -繰り返される事件と繰り返す時間遡行-
https://ncode.syosetu.com/n2996hx/
ヒューマン 2 -再び繰り返される事件と再び繰り返す時間遡行-
https://ncode.syosetu.com/n8320hy/
【R-18】ヒューマン 3 -時間遡行によってもたらされたものは-(これだけR-18なので作者ページに載っていません。行為等の激しい描写などは極力なくしたつもりですので、読みやすいと思います)
https://novel18.syosetu.com/n2786ia/
曜日に関係なく毎日1話ずつ18:00にアップする予定です(例外あり)
※特に告知していなければ毎日投稿です
1話が大体1500文字前後ですので、少々読み足りないかもしれませんが、スキマ時間にでも読んでくださるととても嬉しいです!
もちろん、毎日のご愛読は大歓迎ですし、何より創作の励みになります!
(^^♪)
――しかし、これは厄介払いでも何でもなかったんだ。自分は期待されて派兵されたんだ。
そうイリーナに思わせる事実。それを実際に派兵される港で目にしたのだ。
原子力潜水艦に搭載出来るレイドライバーを新たにあてがわれたのである。それもクラウディアから直々に。
[きみには新人の救援任務に就いてもらう。そして、上手くいけばその先の戦闘、つまり第三陣になってもらいたい]確かにそう言われたのである。
そして、
[きみを取り巻く環境は理解しているつもりだ。この機に体を動かしてこい]
とまで言われたのだから。
――そう、自分は何も劣っている訳じゃあない、戦線を維持する為に必要な人材なんだ。
イリーナは少しだけ自分というものを取り戻していた。その矢先の敵将校の[お話は伺っています]だったのだ。
………………
だが、そんな事を考えていても仕方がない、今は全力で敵を撃破しなければならない。マシンガンの有効射程距離は大体五〇〇メートルくらいだ、そこまで引き付けて出来れは一撃で仕留めたい。イリーナは目標の胸部に狙いを定めた。
そしてその時はやって来た。
有効射程に入ったのだ。必然、一斉に発砲が始まる。
敵は三体のうち一体は動かなくなった。真ん中の機体である。だが両側の機体は、何と前触れもないこちらの攻撃を避けたのである。
一発、二発、三発。マシンガンを連射モードにせず単発打ちにして相手の出方を見る。どうも様子がおかしい。
――人間が制御しているようには見えない。どうやって回避運動を取っているのか。考えて行動している、というよりは反射で動いている?
イリーナはそう思いながらも弾を撃つ。しかし相手には当たらない。そうこうしているうちに相手も反撃をしてきた。だが、相手の射撃はそんなに[上手い]と褒められるものではなかったのだ。腹ばいになっているという状況もあってこちらには弾は当たらない。マズルフラッシュ、つまり銃を撃った時に、発射火薬が銃口付近で燃焼することにより発生する閃光で、相手にはこちらの位置がバレてしまう。だからの一撃必中だったのだが、敵の回避はそれ以上に鋭かったという話になるのか。
――しかし、そんな相手を前にして一斉射で無力化した敵の指揮官は一体何者なんだ?
とイリーナが思っているうちに同盟連合のもう一体のレイドライバーが敵を無力化した。そんな状況でイリーナは少し焦ってしまったのかも知れない。立ち上がって突進を始めたのだ。
「伏せて!」
無線から至極冷静な声が聞こえる。
ハッとしてイリーナは自機をまた腹ばいにさせる、と同時に自分の機体の上を弾丸が通過していく。そしてそれは見事に敵の人型に当ったのである。
――何故にこんな芸当が出来るの?
そうは思うが、きっと教えてはくれないだろう。自機にはカメラが付いており、常時録画している。解析はデータを送って本陣に任せる事にした。
「助かったよ。しかし、同盟連合のレイドライバーは凄いな、こんな芸当も出来るなんて」
とだけ本音が無線で漏れる。
すると、
「慣れれは貴方方にもできます。ただ、その慣れにはコツが要りますが。敵は機械化部隊も用意しているようです。味方機が補足しました。貴方方も戦車相手では敵なしなのでは? これから迎撃しに行きますよ」
そう返されてしまった。
――戦車に後れを取るほど帝国のレイドライバーは無能ではない。望むところだ。
そうして敵の機械化部隊は、元々数が少なかったとはいえこちらに一発も打撃を与えられずに鉄くずと化したのである。
これで完結です。読んで頂き本当にありがとうございました!
次作は「レイドライバー 16 -戦闘終結、ある女性の葛藤-」で全48話予定です
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