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2.どうでしたか?-政府の方は分かりますが、まさか軍部がそれを許すとは-

全48話予定です


私は挿絵は描けませんが、楽曲ならなんとか作れたりします

という訳で、現在連載しているこの小説にオリジナル曲を付けてみました


曲名は小説と同名の「レイドライバー」です

もしよろしければ一度聴いてみてください


↓Youtubeのリンクはこちら↓

https://youtu.be/N4ueViHp3SM


ちなみに他にもオリジナル曲をアップしています。もしもご興味がありましたら、ゼヒ聴いてみてください

▼以下が私のYoutubeチャンネルになります▼

https://youtube.com/@JohnD_72



曜日に関係なく毎日1話ずつ18:00にアップします(例外あり)

※特に告知していなければ毎日投稿です


 その会議も終わり、カズは結果を待っているであろうアイザックの元へと向かう。


「どうでしたか?」


 当然そう聞いてくるので、


「えぇ、こちらの希望は了承されましたよ。それと一か月かそこらでもう三体のレイドライバーが配備になる、と」


 カズは会議での内容を話す。


 アイザックは一通り聞いたあとに、

「政府の方は分かりますが、まさか軍部がそれを許すとは」


 それ、とはカズの言う[無人機]計画の事である。搭載予定のサブプロセッサーには何といっても[調律]がなされていない、そんな個体を乗せるのだ、事情を理解していなければ、いやたとえ理解していても[大丈夫なのか]と聞きたくもなる。


「みなさんの、アイザックさんの懸念は理解できます。しかしながらレイドライバーの頭数を揃えなければならない、これも理解してください。孤児院は、どんなに急いだとしてもサブプロセッサーに出来る適齢、というものがあります。十六や十七歳ではダメなのは周知の事実です。あと数か月、それまでは」


 カズが言うのはもっともなのだ。だからだろう、


「分かりました、では早急に二体、作成しましょう」


 と引き下がってくれたのである。


「彼女たちには私から話をします。もちろん、ログをとった状態で、です。それ如何によっては今後のサブプロセッサー調達も考えなければならない。まぁ、私個人としては第二世代型が一番いいのかな、と考えています。なので、今回はあくまで実験の要素が強い、そう考えてください」


 ――実際、サブプロセッサー単独行動はやっばりリスクが大きいからね。


 カズはそんな事を考えながら[では収容されている部屋に]とアイザックが用意してくれているのを見ていた。


「一通り接続は終えました。いつでも会話可能です」


 そう話すアイザックの手元にはノートパソコンが用意されていて、前面には大き目のモニターがセットされている。そのモニターには常に文章が表示されては流れている。ちょうどチャットの画面のような、そんな見た目である。


 ――これがログか。


 カズはそう思いながらそのログにネガティブワードが引っ掛かるのを確認してから、


「ちゃんと繋がっているみたいだね」


 そう言って声をかける。


 相手は二人とも無言だ。だが、モニターには何を考えているのかが手に取るように分かる仕組みになっている。


「きみたちには色々と協力してもらって助かっているよ。そして、その協力も段々と不要になりつつある。その意味は……流石にわかるか」


 ログは怯えを示していた。[私はこれから何をされるのだろうか]とか[いよいよ殺されるのだろうか]とか。それを見ながらカズは話を進める。


「まぁ、今まで散々実験に使っておいてどの口が言うか、と言われそうだけど、きみたちにはやってもらいたいことが出来たんだよ」


 ――そうだ、その手があったな。


 カズはどうやら何かを思いついたようだ。


 一旦、マイクをオフにして、


「アイザックさん、この二体の組織は取ってありますか?」


 と聞く。それはもちろん、


「もちろん、取ってありますが」


 という回答となって返って来るので、


「組織培養はそんなに時間がかからないですよね? だったら彼女たち二人の子宮を作ってみてください。そして[子供]は彼女たち二人の遺伝子で作る、と。実際に配備するのはサブプロセッサー一つずつですが、そうすれば半分は自分の遺伝子だ、それを子宮リンクシステムを作ってフィードバックさせれば」


 それを聞いていたアイザックの顔色が変わる。


「それなら第二世代型と比較しても遜色はなさそうですね。サブプロセッサー単体での運用では[独特の間]をどうしようか、と私も考えていましたが、確かにそれは盲点でした。試してみる価値はありすね、早速指示します」


 ――そうすれば原理的にはトリシャやクリスたちと変わらなくなるハズ。


 時にはこんな思い付きが研究を進めたりもするのだ。


全48話予定です


私は挿絵は描けませんが、楽曲ならなんとか作れたりします

という訳で、現在連載しているこの小説にオリジナル曲を付けてみました


曲名は小説と同名の「レイドライバー」です

もしよろしければ一度聴いてみてください


↓Youtubeのリンクはこちら↓

https://youtu.be/N4ueViHp3SM


ちなみに他にもオリジナル曲をアップしています。もしもご興味がありましたら、ゼヒ聴いてみてください

▼以下が私のYoutubeチャンネルになります▼

https://youtube.com/@JohnD_72



曜日に関係なく毎日1話ずつ18:00にアップします(例外あり)

※特に告知していなければ毎日投稿です


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