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43 終焉と始まり

静寂が広がる。


巨大な爆発が収束し、煙が立ち込める中で、俺はその場に立ち尽くしていた。

冷たい風が俺の顔を撫で、胸の中には勝利の余韻がわずかに残っている。

しかし、それは長くは続かなかった。


すぐに、疲労感が俺を襲った。

全身が鉛のように重く、呼吸も荒くなる。

その戦闘の激しさが身体に染み込んでいる。

だが、心のどこかではその疲れを感じることができる幸せに浸ることなく、次の試練が待っていることを感じていた。

リヴォールを倒しても、まだ終わりではない。


その時、神威の声が霊刃を通じて静かに響いた。

「よくやった。しかし、この戦いの後、もう一つの試練が待っていることを忘れるな。」


その言葉に、俺は一瞬息を呑んだ。

確かに、リヴォールという巨大な魔物を倒したが、俺が進んでいる道の先には、もっと強大な敵がいる。

それが、何であれ、俺にはまだクリアすべき課題が残されているということだ。


俺は霊刃を軽く腰に戻し、空を見上げた。

夜の闇が広がり、星々がちらほらと光を放っている。

深く息を吸い込むと、冷たく清らかな空気が肺に広がり、少しだけ心が落ち着く。


「神威、俺は、今後どうすればいいんだ?」

そう問うと、神威はしばらくの沈黙の後、ゆっくりと答えた。


「お主は強くなった。だが、それに甘えるな。戦いは続く。」


その言葉に、俺は少し考え込む。


戦いが終わったわけではない。そして、俺にはまだ乗り越えなければならない障壁が多く残されている。

だが、今はそれをどうにかしなければならないという気持ちが湧き上がる。


俺は、すっと目を閉じ、深く息を吐きながら立ち上がった。


リヴォールの討伐は一つの区切りではあるが、それが全てではない。

むしろ、ここからが本番だ。

どんな試練が待ち構えていようとも、俺はそれを乗り越える覚悟を決めている。


「ありがとう、神威。俺は、もっと強くなる。」


その言葉を胸に、俺は新たな挑戦へ向けて歩き出した。

何が待っているのか分からない。

しかし、俺はその先にある道を歩むために一歩を踏み出すのだ。


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