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38 魔力の波動

空中で繰り広げられる戦闘の中、俺の体に次第に疲労が蓄積していく。

リヴォールの力は圧倒的だ。

炎と闇の波動が絶え間なく襲いかかり、俺の動きを封じようとする。


その威圧感は、まるで空そのものが俺を押しつぶすかのようだ。


「修羅、その波動を感じるか?」神威の冷徹な声が響く。


「感じる……でも、どう避けるんだ?」俺は必死に視界を広げ、周囲の空気を感じ取る。


「波動が放たれた瞬間、その隙間を狙え。お前の速さなら、それができるだろう。」

神威のアドバイスを胸に、俺は瞬時に動きを変えた。


リヴォールの手が一瞬遅れ、炎と闇の波動が放たれた瞬間、俺はその間隙を縫うようにして後ろに跳ぶ。

その動きは、まるで空気を切り裂くように速かった。

波動が後ろを通過するのを確認し、すぐさま次の行動に移る。


「今だ!」俺は霊刃を握り、再び黒炎の力を集める。

リヴォールが放った魔力の波動が通り過ぎた後、その隙間を一瞬でも見逃すことなく、攻撃を開始した。


炎と闇が空を支配し、俺の周りで渦巻く。

リヴォールの魔力の波動がそれに続き、さらに俺を追い詰める。

だが、今度はそれをかわすのではなく、俺はその波動を利用するように動き出す。


「奴の反撃を封じるには、魔力を削る必要がある。」神威が再び声をかけてくる。

彼の言葉が、今の俺の戦いを支えている。


「分かってる。」俺は力強く答え、もう一度霊刃を構えた。

今回こそ、リヴォールの隙を突く。


空中でバランスを取りながら、俺はその攻撃のリズムを掴み始めていた。

魔法を連続で発動させ、その波動をうまく回避しつつ、リヴォールの魔力を削り続ける。

氷結魔法と黒炎を巧みに組み合わせ、リヴォールが反撃する隙をついて、一撃を与える。


リヴォールの巨大な姿が、次第に揺らぎ始めた。

彼の魔力が削られていくのが、手に取るように分かる。

それでも、リヴォールは攻撃の手を緩めない。

空中での戦闘は厳しく、どれほど体力を削られても、少しでも油断すれば、すぐにリヴォールの反撃にさらされる。


「神威、もう少しだ。」俺は冷静に、次の一手を考えながら再び魔法を放つ。

リヴォールの目の前に、複数の魔法陣が展開され、その中から魔力が次々と放たれた。

炎と闇が交錯し、空間を引き裂くように流れ出す。


リヴォールはその攻撃を耐えきろうとするが、ついに彼の反応が鈍くなった。

俺はその瞬間を逃さず、さらに魔法の連携を強化し、リヴォールの隙間を徹底的に突いた。


「お前がどれだけ強くても、この魔法の連携は止められない。」俺の言葉が、戦いの中でリヴォールに届いたかのように響く。


彼の目が一瞬、揺らぎ、魔力の流れが乱れた。

それは、今までの戦いで見せたことのない隙間だった。

すかさず、俺はその隙を突き、霊刃を全力で振り下ろす。


黒炎がリヴォールの体に食い込み、その力を削り取る。

空中での戦いが続く中、俺の心は次第に冷静さを取り戻していった。

戦局が有利に進み、リヴォールの反撃が次第に減っていく。


その瞬間、俺はリヴォールに向けて最後の一撃を放つ準備を整えた。

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