第2話
「っん、、、あ、れ、、、?生きてる?何で?てかここどこ?」
「起きたか?痛いところはあるか?」
「いえ、ちょっと体がだるいくらいです。」
「そうか。良かったな、あんな瀕死の状態で海に漂ってたら普通は助からねぇぞ」
「ありがとうございます。ところで、ここはどこでしょうか?」
「ここは俺たちアドナ海賊団の船のなかだ」
あぁ、なんだ海賊か。
ん?海賊?
「かいぞくぅぅぅ?!」
「うわっ。いきなり大声を出すな。」
「今海賊って言いました?!待って今っていつ?」
「あぁ?今はコドリナ35年七の月14日だろ?何を当たり前のことを聞いてるんだ?」
「コドナリア?何だよそれ、、、」
「お前さっきからどうしたんだ?」
「え、、、う、そ、だろ、、、」
「あん?」
「お、俺、異世界転生したー!?」
元総理大臣31歳成瀬純也、異世界転生しました。
何故かはわからない。たぶん、元の世界には戻れない。
だけど、これでまた1からやり直せる。
その喜びを噛み締めた。
「ったく、いきなり叫ぶから驚いたじゃねぇか。元気ならお頭呼ぶけどいいよな?」
「すみません、、、」
「お頭!あの男、目を覚ましましたで!」
「おう、すぐ行く!」
お頭か、、、一体どんな人なんだろうか。荒くれ者たちを束ねているんだからとてつもなく強いんだろうな、、、。きっと力じゃ勝てないだろうし大人しくしていよう。
そんな事を考えているうちに足音が聞こえてきた。
「入るぞ」
「こんにちは、、、あなたがお頭さんですか?」
「ああ、体の調子はどうだ?ひどい怪我を負いながら海を流れていたんだからな。俺等が見つけなかったらとっくに死んでたぞ。」
「本当にありがとうございます!あの、お礼したいんですけどなにかできることってありますか?」
「お前、見慣れない格好しているよな。多分ここらのもんじゃないだろう。職はあるか?」
「えっと、ありません、、、」
「はぁ、やっぱりか。詳しい事情は聞かねぇ。お前がいいならここで働くか?」
「えっいいんですか!?ありがとうございます!」
「じゃあ、決定だ。ところでお前のスキルは何だ?」
「スキル?なんですかそれ?」
「スキルのことを知らないのか?一人一つ生まれ持っているもので国のおえらいさんとかほど貴重なスキルを持ってんだ」
「確認してみますね。えっと私のスキルは、、、《統制》統制ですね」
「おい、今なんて言った?」
「自分のスキルは《統制》です、、、」
「今すぐこのアドナ海賊団のお頭になってくれ!」
「えっ、無理です。ていうか何故いきなり?さっきここで働くことを決意したばっかりですし」
「《統制》のスキルは周りの人を統制して団結させることができるスキルだ。つまりそのスキルを持ったお頭がいる海賊団は強いんだ」
「なるほど、、、でもいきなりお頭になるのはちょっと、、、」
「じゃあ、一年間ここで働いてお頭になろうと思ったらなってくれ」
「わかりました」
「じゃあ、もう今日は寝ておけ。明日またメンバーと仕事内容を説明するから」
「わかりました、ありがとうございます」
ふぅ〜、緊張した。にしてもいきなりお頭になって欲しいだなんてびっくりだな。自分のスキル役立ちそうで良かった。色々あったからか眠くなっていたな、、、
久しぶりに明日を楽しみに思いながら寝れる、、、
波の音が静かに響いていた
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