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プロローグ・水虎と蛭子の校内探査
私は彼女が好きだった。
女同士だからって皆引くけど、私にとって彼女は一目惚れの相手なのだ。
だからずっと好きだった。
初めて会った時も、
初めて口付けした時も、
ライバルがいると知った時だって。
でも、私は足手まといだった。
結局彼女の助けになれなくて、
傷付き倒れ、気付いた時には遠く離れた場所に居た。
もう、二度と出会えない最愛の人。
もう、二度と見付からない私の英雄。
もう、二度と……
本当に……?
ソレは偶然の出会いだった。
ありえない出会いだった。
でも、出会ってしまった。
有高梨伽。彼女と瓜二つの少女。
否、どう見ても彼女にしか見えない少女。
だから私は、次こそは足手まといにならないぞって誓うんだ。
真奈香も姉も居ない今だから。
一緒に守ろう、今度こそ。ねぇ……刈華。




