プロローグ・逃げ続けた先にあったもの
旅人は歩いた / 少女は敷かれたレールを歩いた
愚かにも歩き続けた / ずっとソレしかないと思っていた
そこに約束の大地があると信じて / 怠惰の中連れ出してくれる誰かを願って
魔術師に出会い / 志倉翼がきっかけだった
神秘に触れて / 新しい道を手に入れた
行動して、実りを手に入れる / 試験を行いグレネーダーへ
統治された場所で / 隊長の元で仕事に励む
社会を学び / 仕事を通して社会を知った
友愛を得た / 真奈香や稲穂が寄って来た
数々の勝利を手にし / 様々な仕事をこなしたっけ
力を手に入れた / 黴にヒルコに草薙に
しかし転機は訪れた / 決定的だったのは妖タワー
正しさを問われ / 闇が姿を露わした
試練が現れ / 隊長が、真奈香が……それでも生きた
そして今…… / 沢山の犠牲の先に……
少女は歩く / 私は歩く
まるで処刑台に向かうように / そこしか思い出が無かったから
傷付き、ふらつき、ボロボロになりながら
絶望に涙して
別れに慟哭して
なぜこうなったと悲嘆する
いつかどこかで見た夕日
まるで誘われるように歩いてしまう
まるでそこに、あいつが待っているように
だから……
ごめんね、あなたが命を掛けて守ってくれたのに
私はもう、無理みたい……