わんとにゃあ -さがす-
雨の日、
わんはにゃあを探す。
雨のなか、雨やどりして鳴いているにゃあを見つける。
にゃあの首を持ち上げ、わんはにゃあを連れ帰る。
風の日、
にゃあはわんをさがす
わんはどこにもいない。
風のなか、風に流され遠くでかすかにわんのなく声が聞こえてくる。
にゃあは小さな足で、風に向かって走りだす。
−余談、あとがき?−
今回初めて、おおかみこどもの雨と雪を見た。
隣に人がいる幸せを感じるお話だった。
その幸せをなくした人のこころはどこへ向かうのだろう?
まだこたえは出ていない。